まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

藤井宥貴子(ふじい・ゆきこ)

2017年3月13日

藤井宥貴子(ふじい・ゆきこ)

熊本市男女共同参画センターはあもにい 館長

生年月日:1964年4月22日
出身地:熊本県
最近の防災・減災活動:熊本地震発災後すぐに、性被害・DV防止のための啓発活動や避難所の環境整備のためのキャラバンに取り組む。また発災直後に3人の仲間と共に、女性や子どもを支援する団体やグループの連携が重要であると判断し、「熊本こども・女性支援ネット(KCW)」を発足。現在は、はあもにいでの業務をメインに、有限会社ミューズプランニング(編集プロダクション)代表取締役、熊本市ファミリー・サポートセンター センター長を兼務。

・防災に取り組み始めたきっかけは?

業務上、災害時は行政の指示の下で支援に取り組むという認識でいました。しかしながら熊本地震発災直後の混乱の中では担当課との連絡が取れず、センターとして何をするか判断に迷いました。そんな中、全国女性会館協議会のネットワークからの支援やアドバイスを受け、その日のうちに性被害やDV防止啓発のためのチラシを作成。『熊本から性被害やDVの被害者も加害者も出したくない、出さない』という一心で動き始めました。被災経験を通して、多くの反省と気づきがありました。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

①一人ひとりが「自分の身は自分で守る」という意識を持ち、それぞれの備えを日常のものにしておくこと。公的な機関は、そのための啓発活動や情報提供などの支援を行うこと。
②あらゆる災害時を想定した関係機関の役割と連携の明確化と、それに伴うルール決め。
③男女共同参画の視点の重要性を理解した地域リーダーの育成


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

被災地では、弱者といわれる人たちの声なき声が置き去りにされがちでした。またSNSによる情報の拡散による混乱も見られました。公式の情報発信の在り方も、熊本地震の課題だったと思います。自然災害によって、様々な格差がさらに広がってしまうという気がします。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

・熊本在住の 柳原志保さん。東日本大震災以後に熊本に移住され、自身の経験を活かしての実践的な防災講座を実施。「歌う防災士」として、県内外で注目を集めています。
・全国女性会館協議会 東日本大震災の教訓を活かし大規模災害を想定した「相互援助システム」を構築。熊本地震発災直後から様々な支援をいただきました。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

防災に関する様々な課題について、全国での取り組み事例やアイディアを得られることはとても大事なことだと思います。今後も、各地のキーマンがつながっていくことによる相乗効果を期待しています。