寄稿者様への御連絡は、各御所属先へお問い合わせください。
・防災に取り組み始めたきっかけは?
以前から台風や低気圧などによる自然災害などによる被害はありましたが、最も影響が大きいのは東日本大震災大津波です。人口4千数百人の小さな村は甚大な被害を受けてしまいました。
・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。
東日本大震災は、これまで経験のない大規模な災害であったため、発災時には何をして良いか全く分からず呆然としました。今思うと初動体制、気持ちの備えは非常に重要であったと思います。復旧・復興に関しても「こうすれば良かった」と思うことは星の数です。ただし、小さい頃からお世話になった地域の皆さんの生活再建を優先して復旧の仕事ができたことは、今も心の支えになっています。子供時代に迷惑をかけた懺悔&恩返しにもなったと勝手ながら思っています。
・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。
個人的には「つながり」は大きな財産となっています。今後、いかに良好なつながりを継続できるか、または、これまでいただいたご恩をいかにお返しできるかが課題であると感じています。できる限り早い段階で自分たちが“支援者”になれるような気持ちと体制を整えるべきであると思っています。
・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。
野田村のために、または東北のためにご支援いただいた多くの皆さまです。直接、お会いできた方や、復旧・復興に携わっていただいた全ての皆様に心から感謝しております。お会いすることはできませんでしたが、遠方から心をお寄せていただいた皆さまにも深く深く感謝しています。津波のキオクとともに、感謝の思いや皆さまへの敬意も次世代へ伝えたいと思っております。人間の進化の証明として、この想いは継承していくべきです。
・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。
復旧・復興の経験が他地域などでも役立てることができればと思っております。TEAM防災ジャパンサイトを通じ、その思いが繋がり皆様の防災対策に反映されることを期待しております。防げる災害は未然に万全の準備を、免れることができない自然災害からは、このつながりを活かしもっと力強く立ち上がれますように。
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