まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

辛嶋友香里(からしま・ゆかり)

一般社団法人 ピースボート災害ボランティアセンター

出身地:静岡生まれ、埼玉育ち
最近の防災・減災活動:
【災害支援活動】
直近では、2016年に発生した熊本地震への災害対応として、本震のあった4月16日より現地入りし、現地コーディネーターとして半年あまり常駐。熊本県内の7市区町村に対し、現地ニーズに合わせた8つのプロジェクトを実施。
【講演・研修】
・東京都災害ボランティアセンターアクションプラン推進会議主催 「防災・減災シンポジウム 熊本地震の被災者支援から東京での備えを考える」
・内閣府主催 「防災とボランティアのつどい
・ピースボート災害ボランティアセンター主催 「防災・減災教育プログラム」(2011年より全5プログラムを実施) これまでの受講者数、計9,759人、実施回数474回。詳しくはコチラ⇒ http://pbv.or.jp/volunteer_training/
※全国各地からの講座依頼を受付け、要望に合わせた講師派遣も行っている。

・防災に踏み込んだ(取り組み始めた)きっかけは?

災害やNPOという分野に携わったのは、2011年の東日本大震災がきっかけです。
3月11日、私は海外におり、帰国後すぐに東北へ向かおうと考えていました。その矢先に、以前に参加したことのある国際NGOピースボートのスタッフから、ボランティアを募集していると連絡があり、宮城県石巻市に行くことになりました。その際にボランティアをまとめるスタッフが不足していると聞き、私でも役立つことがあるのならと思い、手伝うことになりました。気づけば、職員になって5年の月日が経っています。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

正直、何が正しいかうまくいったかはわかりません。しかし、目の前で起こる全てのことには、大なり小なり意味があると思っています。目の前にいる人の行動や表現にも背景や理由があります。だからこそ立場に関係なく、その意味や背景を汲み取りながら、一人ひとりときちんと向き合い話合うことを大切にしています。顔をみること。目を見ること。声を聴くこと。スキンシップを図ること。人と人とのコミュニケーションの基本を大事にしながら、なるべく柔軟に対応できるよう心がけています。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

「つながり」の中で見落されがちになってしまう、「プロセスのつなぎ」が大事だと感じています。災害は一つとして同じものはありませんが、過去の災害の事例を基に解決できることもおおいにあります。しかし、結果論ばかりが残り、行間を読み取るようなプロセスはなかなか残っていきません。なぜその課題が発生したのか、それをどのように解決していったのかという経過がとても重要です。そして、過去の経過に学びつつ今あるプロセスにつないでいけるのは、人と人とのつながりの中で育んだ“信頼”と、それに基づいた地域だと思います。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

これまでに関わってくださったボランティアの方々ですね。
「できる人が、できるときに、できることをする」という言葉がありますが、応援してくださる人たちがいて、はじめて私たち支援団体は動くことができます。共に現場で悩み汗を流してくださった方や、寄付やモノ、情報で応援してくださった方も、本当に一人ひとりに感謝しています。各地域に顔を思い浮かべられる人が多ければ多いほど、お互いに助けあう仲間が増え、より災害に強いネットワークが築いていけると実感しています。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

様々な立場からの視点が学べ、とても有意義です。協働やつながりをテーマに掲げているからこそ、サイトだけに留まらずこのリレー寄稿に登場した方々と直接つながりあえる場を作っていただけたら、さらに発展し面白いなと思います。
その際には、講読してくださっている方々も含め垣根を越えた会が設けられることを期待しています。また、より多様なセクターの方々の声が聴けることを楽しみにしています。