まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

青木八重子(あおき・やえこ)

2020年8月3日

青木八重子(あおき・やえこ)

流山子育てプロジェクト代表

生年月日:1973年8月4日
出身地:千葉県
最近の防災・減災活動:【講演】<気象庁>体験型防災イベント「大地震へのソナエ」~あなたの「たいせつ」を守るために  他多数
【メディア掲載】千葉社協広報誌「福祉千葉」掲載
【カルタ】流山市の小学生と考えた防災カルタ
【ハンドブック】私にもできる 防災・減災ノートIN流山
平成28年度防災功労者内閣総理大臣賞受賞・平成27年度防災まちづくり大賞消防庁長官賞受賞

防災を取り組み始めたきっかけは?

平成21年流山市主催の男女共同参画連続講座に参加したことをきっかけに、講座を修了した子育て当事者の母親達で任意団体「流山子育てプロジェクト」を発足しました。
東日本大震災以降は主に家庭や地域での防災減災を啓発する活動に取り組んでいます。震災時、都内で働く夫たちは帰宅難民となり、自分自身が子どもを守らなくてはならない、そのための備えをどうしたらよいのかと不安を感じたのが活動を始めたきっかけです。
小さなことからコツコツと。普段の生活の中でできることから、みんなで楽しく!防災に取り組みましょう。


ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

自治会などが主催する防災講演会の講師を頼まれることが多いのですが、参加者はご高齢の方が大半です。「私は歳だから、災害が起きたら死ぬからいい」とおっしゃるご高齢の参加者が、だんだん笑顔になり、講演が終わった後「これどこで売っているの?」とメモをして帰る。自治会長さんが「今まで地域でジェンダーの問題なんて考えたことなかったよ。防災にはもっと女性の視点が必要だね」とおっしゃる。
災害に備えることは、その人の持っている生きる力や行動する勇気を呼び起こし、個人と地域をエンパワメントするのだと感動しました。


防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

私たちの活動する地域では、他市他県から転入してきた子育て世帯がとても多いのですが、自治会加入率が低く自治会がないマンションも多く存在します。地域で繋がり、助け合える関係を作りたいと思っていても、どうしたら良いのか分からない人が多いのが現状です。若い世代に向けた平時のコミュニティ形成のための支援が必要だと感じています。
また既存の自治会では、防災分野に女性の参画が無かったり、炊き出しなどの性役割に基づいた限定的な役割分担となっていることに不安を覚えます。
子育てや介護など災害弱者のケアは、女性が担っているケースが多いと思います。意思決定の場に女性がいない組織では、現実に即した配慮が行き渡らず、災害弱者の人権や命が適切に守られないのではないかと不安を覚えます。


ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。特に、つながれてよかった個人をリレー寄稿にご紹介ねがいます!

最初に参加した流山市主催の男女共同参画講座を企画運営していたNPO法人パートナーシップながれやまの皆さんには、団体の立ち上げから大変お世話になりました。地域の先輩方の温かい支援と有益なアドバイスがあってこその、わたくし達の活動と感謝しております。また、流山市の防災危機管理課、コミュニティ課の皆さんには、いつも活動を応援していただき心から感謝しております。私たちに防災で重要なのは「暮らしを継続すること」なのだと教えてくださった減災塾の水島重光先生、防災カルタの監修をしてくださった静岡大学の池田恵子先生、防災カルタのイラストを描いてくださったイラストレーターの三條栄子さん、その他にも私たちの活動を応援してくださる皆さまに心から感謝しております。                                                         また、今回NPO法人パートナーシップながれやまの山口文代代表をご紹介させていただきたく存じます。


TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

防災に関する人材や資料、イベント情報が一覧で見られてとても便利ですね。内閣府のポータルサイトということで、安心して利用できることがとても素晴らしいと思います。
これからも信頼性の高い情報発信を期待しております。