まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

齋藤由里子(さいとう・ゆりこ)

齋藤由里子(さいとう・ゆりこ)

公益財団法人味の素ファンデーション 被災地復興応援事業統括マネージャー

生年月日:1971年7月28日
出身地:神奈川県横浜市
最近の防災・減災活動:公益財団法人味の素ファンデーションは食・栄養を軸に社会課題に取り組む組織であり、主に力を入れているのは関連死を防ぐための減災活動。まだ黎明期ではあるが、被災地復興応援事業において以下の様な活動を行っている。
1)「ふれあいの赤いエプロン」プロジェクトにおける「一緒に学び・作り・食べ・語らう」参加型料理教室というコンテンツを通じての、食・栄養とコミュニティ再生・活性化支援。
2)発災時の食・栄養問題を解決するための多組織連携プラットフォーム「JVOAD【食・栄養】官民学連携プロジェクト(たべぷろ)」事務局として連携活動推進。「その時、どう生きるか。–災害時の食と栄養–1 日々の暮らしで、災害に強くなる
1)2)をベースとした、災害発生時、及び平時の情報収集・整理・発信。(JVOAD全国フォーラム、ぼうさいこくたい、災害医学会、JVOAD【食・栄養】官民学連携プロジェクト(たべぷろ)メーリングリスト、財団メールマガジン・HP等)

防災を取り組み始めたきっかけは?

2018年7月に今の立場に異動し、東北の真の復興とは?を突き詰めて考えました。情報収集や解析をしている内に、復旧-復興-平時-次の災害への備え・・・は全て地続きであり、財団の事業も復興応援から減災応援に繋げていくべきだと考える様になりました。
そして、発災時に生じる食・栄養の様々な問題に対して自分自身が感度が低かったことを猛省。災害は違っても毎回同じことの繰り返し、過去の学びを十分に活かしきれていない状況をなんとかしたい、と思う様になりました。しかし、財団だけでは実力不足であるため、後述する官民学連携プロジェクトを発足させました。


ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

2019年5月からの、JVOAD【食・栄養】官民学連携プロジェクト(たべぷろ)の立ち上げと活動を行なっています。運・ご縁・タイミングに恵まれ、日本の災害栄養のトップの学者、日本栄養士会、大学、災害支援系NPO・NGO、生協、日本赤十字社、国連機関、食品メーカー、各種メディア等、高い志と実行力のある人財のネットワークは拡がり続けており、議論内容もどんどん進化し続けています。そして、各組織の強みを活かし多様な連携活動を発展させ、好事例のモデル化、急性期の支援のガイドラインづくり、平時の啓発、取り組みを裏付けるエビデンスの構築など、幅広く着手しています。
防災減災・災害支援の中で食・栄養が一つのジャンルとして確立されるよう、これからも頑張ります。


防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

食べることは生きること。私達の体は、食べたものの積み重ねで出来ています。しかし、残念ながら普段の食生活すらおろそかにしている人が多い現状の中で、災害現場でも、食・栄養はどうしても優先順位が低くなり、「お腹一杯になれば良いでしょ」と考えられてしまいがちです。従って、
①医療・保健→関連死を防ぐことに繋がる
②社会→食べる場は心の健康や、人と人との結びつきに繋がる
③生活→毎日の営み、関係の無い人は居ないし、誰もが参画できる
この、食・栄養の3つの側面を、1人でも多くの方に再認識して頂き、自分ゴト化して頂くことが一番の課題です。そこから、参画者を増やして連携し、効果的な減災活動に繋げたいと考えています。


ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。特に、つながれてよかった個人をリレー寄稿にご紹介ねがいます!

当方から紹介させて頂きますのは、2019年度のぼうさいこくたいで当財団が主催するセッションにご登壇を頂いた、広島県の中下涼さんです。中下さんは、管理栄養士であり、防災士、フードコーディネーターでもあります。
学生の時から災害支援や防災に興味を持ち、活動を始め、活動が続けられる地元企業にアタックして2019年に就職したというエネルギッシュな方で・・・これだけでも凄いのに、就職した同年、日本赤十字社で初めて、広島県内の栄養士・管理栄養士を中心とした健康・栄養赤十字奉仕団を結成されました。


TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

当方は、仕事の成果は結局関わる人によって大きく左右される、そして多様な能力を持った人財が集まり、お互いに活かし合うことで新しい価値を生み出せる様になる(ダイバーシティ)というのが信条です。よって、常に人探しをしており、その時にこのサイトはいつも大いに参考にさせて頂き、助けて頂いています。
この様に維持・更新に手間暇のかかるサイトを運営して下さっている皆様に感謝です。これからも宜しくお願いいたします。

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