リレー寄稿
地域防災の担い手をご紹介
寺西貞昭(てらにしさだあき)
NPO法人高齢者住まいる研究会 理事長
- 主な活動地域
- 愛知県 一宮市
- 最近の防災・減災活動
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生年月日:1966年12月28日
出身地:愛知県
最近の防災・減災活動:要配慮者利用施設防災講習会(あいち・なごや強靭化共創センター主催)でのKIZUKI演習。平成29年度防災力強化研修No2(千葉県社会福祉協議会主催)での講義。 - ソーシャルリンク
・防災に取り組み始めたきっかけは?
東日本大震災で被災した福祉施設の過酷な実情を知って、地域を支える重要な拠点である社会福祉施設の災害対応力を高め、その運営を助け、そこで働く職員の苦悩と苦闘を、繰り返さない為の取組みをしたかったからです。・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。
うまくいかなかったこと…福祉施設にBCP(事業継続計画)の策定を広めようとしたことです。 うまくいったこと…BCP策定支援のために「災害想定ゲームKIZUKI」を開発。演習にて、地震発生時の福祉施設の状況を施設管理者に止まらず、一般の介護職員さん、地域住民、行政職員等の方にも容易にイメージしてもらうことができたことです。・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。
日本には多くの優れた防災ゲームがあります。それらのゲームをより効果的に使う仕組みや研究が進み「成果」が明確に示せること。防災ゲームのカテゴリーが確立され、より多くの防災関係者に使用して頂くことで、ゲームがコミュニケーションツールとして人と人、人と組織、組織と組織を繋げてくれます。・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。
防災ゲームは防災啓発において、誰もが楽しく防災を学べるキラーコンテンツだと思います。今後は全国の福祉施設と繋がり、また企業様との連携により地域のために、災害に強い福祉施設をネットワーク化したいです。・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。
私たちは「防災」と「福祉」を繋げて、災害に強い地域作りを目指しています。そのためには、セクターを超えて繋がる多くの仲間を必要としています。この国を災害から救うため、是非、力を貸して下さい。- 関連タグ
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