寄稿者様への御連絡は、各御所属先へお問い合わせください。
- 主な活動地域
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滋賀県 全域
- 最近の防災・減災活動
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出身地:大阪府大阪市
最近の防災・減災活動:NHK大津放送局「おうみ発630」の防災コーナー(毎週木曜日)と「しが!!防災応援ラジオ」(毎月第3金曜日)の取材・制作・出演http://www.nhk.or.jp/osaka-blog/omi630/bousai/
ネット配信した防災コーナーの動画の地域の防災教育の場で活用と、研究機関や地域民との協働による、地域防災を後押しする防災コンテンツの開発と実践(立命館大学・総合科学技術研究機構 客員研究員)
「研究機関とメディア連携による防災教育推進モデルの開発と実践」(日本災害情報学会第21回学会大会)
「第24回水シンポジウム2019inしが」第1分科会「滋賀から発信するしなやかで強靭な流域治水のあり方」パネリスト(2019年8月22日)
野洲川放水路通水40周年記念いのちを守る自主防災シンポジウム「野洲川の恵みと水災害を想定した安全なまちづくり」コーディネーター(2019年9月15日)
「災害メモリアルアクションKOBE2020」阪神・淡路大震災25年特別シンポジウム「向き合い続けた25年、これから」コーディネーター(2020年1月11日)など
防災を取り組み始めたきっかけは?
2012年の夏、大阪放送局勤務の時、研究会の一環として、豪雨災害の被災地や、南海トラフ巨大地震で津波が想定されている地域を訪ねて、過去の災害の状況や地域の避難の課題などについて、住民のみなさんへの聞き取りを行いました。
そのうち、紀伊半島豪雨の被災地では、大きな災害が発生する前の段階で、住民がその兆候を察知。「大変なことが起こるかもしれない」という危機感を地域で共有したことで、多くの住民の避難につながったケースがありました。
災害時の放送を考える上で、大きなヒントとなりました。
ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。
豪雨災害が滋賀でも起こりうるという「わがこと感」を持って備えていただこうと、防災コーナーのコンテンツを考案しました。「河川防災ファイル」というシリーズです。県内の河川を一つ選び、災害時の映像、防災上の注意点のほか、スタジオの大型モニターに浸水ハザードマップを映し出し、想定される浸水を確認。身近な地名やランドマークが表示され、より具体的なイメージを持っていただけるのではないかと期待しています。防災コーナーの動画はネット配信し、自治体の住民向けの研修や防災士による出前講座など、地域の防災教育の場でご活用いただいています。放送はもちろん、地域での活用まで見据えることで、地域のメディアとして地域防災に少しでもお役に立てればと考えています。
防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。
神戸市にある「人と防災未来センター」で、自治体職員向けの研修をお手伝いする機会があり、熱意あふれる全国の防災担当職員のみなさんと出会いました。自治体職員もメディアも、災害による被害を減らしたいという思いは同じですが、「取材する側とされる側」という距離感も感じられました。
そこで、自治体とメディアが防災のために協働するきっかけ作りが必要だと考え、防災ラジオ番組で新たなコーナーを始めました。私が直接、各市町の防災担当者を訪ねてインタビューするというものです。2020年3月には、県内全19市町の放送を完了。そうした中で、防災コンテンツの地域での活用についてヒントやアドバイスをいただくこともあり、防災活動にとっての「つながり」を考える貴重な機会となりました。
ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。特に、つながれてよかった個人をリレー寄稿にご紹介ねがいます!
防災コーナーのコンテンツの開発は、滋賀県草津市にある、立命館大学防災フロンティア研究センターの専門家との協働で進めています。これまで、専門家はもちろん、県市町の防災担当者、防災士、自治会やまちづくり協議会などのみなさんから、多くのことを学ばせていただきました。関西では、メディアの有志が、防災の研究者と連携して、自主的な勉強会「関西なまずの会」を運営しており、そこでの横のつながりも私の力となっています。
リレー寄稿のバトンは、滋賀県内で地区防災計画作りや、コミュニティーFMでの防災情報発信などに取り組む、関西大学社会安全学部の近藤誠司准教授にお渡しします。実は、近藤さんは、防災を専門にした元ディレクターで、職場の元先輩です。
TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。
防災には、様々な分野の多くの人たちが関わっていますが、TEAM防災ジャパンのサイトには、そうした人とたちを時間や場所を超えてつなぐ、大きな役割があると思います。このサイトを通じて、防災の輪がさらに広がっていくことを期待しています。
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