運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

防災教育チャレンジプラン

防災力の向上を目指す、防災教育活動の情報提供の場

2019年度 高知県立大方高等学校

プラン名 高校生が作る「地区防災計画」 ~マニュアルと訓練の反復~
プランの対象 高校生・地域住民
目的

これまで継続して行ってきた津波避難訓練に加え、被災後の生活まで意識し、「生徒が主体的に考える防災教育」を目指した。2015年から町内61の地区において地区防災計画の策定を推進している高知県黒潮町において、生徒在校時の大方高校周辺地域を一つの「地区」と見立て、防災計画を充実させていくことを目的とした。
また、この活動を通して周辺機関や地域住民とのつながりを強化し、地域の防災力向上に貢献すること、学校外の方々との関わりを生徒の成長につなげることもこのプランの目的である。

内容

・周辺の小中学校との防災交流の推進。
・「オリジナルHUG」を活用した、防災活動の他機関への水平展開。
・「逃げトレ」アプリを用いた地域住民の避難路検証。
・「防災カルタ」作成と小学校への出前授業の実施。
・避難所運営マニュアル改善案の作成。

成果

・ 高校生がオリジナルHUGを自分たちの手で作ることで、地域を知り、地域への愛着を深めることができた。
・ 町役場との協力体制が強化され、地域での防災活動がしやすい環境となった。
・ 地域住民の思いや不安などを直接聞くことにより、高校生の防災意識が向上し、地域防災への責任感などが強まった。
・ 地域の防災について考え、地域に貢献することにより、生徒の自信につなげることができた。
・ 黒潮町の課題でもある要配慮者への支援に関わることができた。

報告資料 報告書
団体紹介

高知県立大方高等学校が位置する黒潮町は、南海トラフ地震で最大34メートルの津波高が予想されており、近年防災・減災活動により一層の力を注いでいます。
本校は規模の小さな学校ですが、その分地域の方々と一緒に活動する機会も多くあります。学校の周辺には、保育所、小学校、中学校があり、巨大地震に遭遇した際に高校生が果たす役割は大変重要なものになると考えています。在校中はもちろん、卒業後もそれぞれの場所で防災リーダーとして活躍できるような生徒を育てたいという思いで、より発展的な防災教育を推進していきたいと思っています。

連絡先 0880-43-1079