運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

防災教育チャレンジプラン

防災力の向上を目指す、防災教育活動の情報提供の場

2020年度 北海道標津高等学校

プラン名 標津高校防災活動協働プロジェクト
プランの対象 生徒・地域住民
目的

高校生が主体となって防災活動を行い、地域や行政とつながりを持つことで、地域の防災意識の向上や高校生防災リーダーを育成することができるプランである。また、オリジナルHUG製作や幼小中学校への出前授業を通して地域の自然災害や防災について協働して学んだり考えることで、「高校生が町を守る」という意識を向上させることができ、「地域循環型防災教育」の構築を目指すことができるプランである。

内容

・標津町内の自然災害や気象条件、住民を勘案した標津町版「オリジナルHUG」を製作。
・オリジナルHUGを使った地域住民とのHUG、REAL HUGの実施。
・町内幼小中学校へ赴き、防災に関する出前授業を実施。
・地域住民に開かれた学校祭での防災展示を町役場との共同開催。
・標津町役場と連携し、合同での防災訓練の実施。
・震災遺構見学等、現地視察研修の実施。(岩手県釜石市・宮城県気仙沼市、石巻市)

成果

・地域の自然災害や気象条件、住民の状況等をふまえたオリジナルHUGを完成させることができた。
・オリジナルHUGを地域住民・中学生と行うことで、地域の災害について学ぶだけではなく、地域住民とのつながりを持つことができた。
・中学校、こども園への出前授業で、防災に関する学習を行うことができた。これらの活動では、高校生が幼小中学生へわかりやすく丁寧に教えるために、工夫して活動を行うことができたことにより、高校生が防災リーダーとして活動を牽引していく力を身に着けることができた。
・標津高校生がなぜこのような防災活動を行っているかを多くの地域住民に知ってもらうことで、地域としての存在感を示すと同時に、「高校生が町を守る」という意識を高める機運となった。

報告資料 報告書
団体紹介

本校は、北海道標津町内にある全校生徒数146名の小規模校で、洪水、高潮、雪害、津波被害の想定される地域に位置しています。本校生徒会では、HUGを取り入れた防災の取組を実施、さらに町主催の防災訓練に協力をしてきました。近年は、被災地へのボランティア参加や現地視察研修を実施しました。また、本校の避難所としての機能を確認するために避難所設営訓練を実施し、防災意識の向上に努めてきました。生徒会交流も実施しており、釧路管内の高等学校や隣接する羅臼高校との交流会を重ね、活発な生徒会活動を実践しています。

連絡先 0153-82-2015