運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

防災教育チャレンジプラン

防災力の向上を目指す、防災教育活動の情報提供の場

2020年度 呉工業高等専門学校

プラン名 3Dマップによる小中学校向け防災教育
プランの対象 小学高学年・中学・高校・大学・一般
目的

高専の学生が,小中学校と連携して児童生徒と一緒にジグソーパズルを組み立てる感覚で,地形の特徴を認識しながら3D地形模型を作り,防災教育に活用します。2017年度防災教育チャレンジプランで実践した内容をバージョンアップし,材料の切断はすべてレーザー加工機を使って,小学生でも速く安全に簡単に作れる3Dマップを提供します。2019年度から5年間で呉市立小中学校全62校での防災授業実施を目標に活動しています。

内容

・デジタル地図情報を使って,呉市内の小中学校周辺のハザードマップをパソコン上で3D化します。
・ハザードマップの等高線をレーザー加工機で輪切りにし,積層してハザードマップを3D化します。
・土砂災害警戒区域と地形とが対比しやすいPC画面上および立体の積層地図を作ります。
・3Dマップを使って防災教育をおこないます。

成果

・市立呉高校,原小学校,宮原中学校,天応中学校の4校で防災教育を実施できました。
・Zoomで小中学校と高専を結ぶ形式でのオンライン授業方式を実施し,withコロナ・afterコロナの時代でも継続できる防災教育の実施方式を見出しました。
・Zoomによる接続を小中学校の防災教育に限らず,地域の防災イベントでも活用しました。

報告資料 報告書
団体紹介

呉高専では,2015年から学年学科を超えた学生チームでプロジェクトを遂行する「インキュベーションワーク」という授業を行っており,現在80の学生主体のプロジェクトが動いています。3Dマップ製作チームでは,GISとレーザー加工機による3D地形モデル製作とそれを使った防災活動を行っています。https://www.facebook.com/3DMapKureKosen/
2019年度 「初等中等教育における地理情報システム(GIS)を活用した授業に係る優秀事例表彰」 地理情報システム学会賞 受賞

連絡先 0823-73-8479