運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

防災教育チャレンジプラン

防災力の向上を目指す、防災教育活動の情報提供の場

2023年度 見てみようよ!常総市の会

プラン名 オープンストリートマップ水害地図充実化から始める『(Web上)常総水害ボランティア顕彰館』構築準備事業
プランの対象 常総市民、常総市外防災関係者
目的

【目的】 平成27年関東東北豪雨災害から8年となる常総市において風化が加速している水害の記憶を次世代に継承する
【ポイント】
・水害の記憶の振り返りを、観光振興と抱き合わせた取組で推進する
・コロナ禍状況を踏まえ、リアルイベントだけでなく、これにweb空間の集合知構築を組み合わせたハイブリッド展開で、新しい市民参加防災活動のかたちをつくる

内容

・これまでに蓄えてきた被災体験映像や水害痕跡写真などをweb上の無料地図にプロットできる「オープンストリートマップ」を活用した被災箇所マップづくりを発展させ、webサイト構築に向けた準備を行う。
・リアル建築物としては(行政も)予算上構築が難しい『常総水害ボランティア顕彰館』をWeb上に建てるための準備活動を、新しい市民参加防災活動のかたちとしていく。
・このため、Web上『常総水害ボランティア顕彰館』構築のための企画検討会を2023年年度内に、市民各層の参加者を集めて計3回開催する。

成果

・検討会ではこれまでの会活動の参加者よりも広がりのある参加者を集め、被災時の地区対応やサイトの内容等について討議を行い構築案の原型を練るための貴重な意見得ることができた。
・参加者は、関東鉄道の鉄道マン、地区区長、地元防災士会、NPO代表者、議員など多様な立場の人々をこれまで集めてきており、これまで以上に広がりのある市民プロジェクトとして推進していくことができる見込みが立った。
・検討会に併せて、被災証言インタビュー映像作品の上映会や防災食の試食会なども組み合わせて実施したことで、参加者への呼びかけの豊かさを増すことができた。

報告資料 最終報告書(PDF形式)
団体紹介

当会は、平成27年関東東北豪雨で鬼怒川堤防が破堤、市内中心部が大洪水に見舞われた茨城県常総市において、水害の記憶を消し去る復興ではなく、水害記憶を継承しながらの復興を望む市民活動団体として設立。市内の各地(許可を得た場所)に当時の高水位の高さを示すステッカーを貼る参加型スタディツアー「ステッカーツアー」や、川と街を舞台にしたガイドウォーク、カヌー体験等の水害継承イベントを実施してきた。2022年度からweb上の無料地図「オープンストリートマップ」を活用した取組を実施してきている。

連絡先 090-1836-9444