運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

防災教育チャレンジプラン

2004年度 愛知県名古屋市立上社中学校

プラン名 新たな自分を心豊かに創造しよう -防災地域・上社-
プランの対象 上社中学校生徒ならび教員、上社学区地域住民、上社学区連絡協議会、 上社学区消防団、上社学区民生委員、名東区役所総務課、名東消防署、 名東区社会福祉協議会、上社小学校の校長、教頭、教務主任、ボランティア 約400名
目的

○ 災害時の場面で適切な判断や必要な行動ができるように、訓練を通じて実践的な態度を養う。
○ 避難所への避難を想定して、地域や学校での対策を知らせ、平常時に必要な取り組みに気づかせる。
○ 地域の防災組織との協力を通して、幼児・児童・高齢者・要援助者に対して中学生である自分ができる力を確信して、自主自立の精神をはぐくむ。

内容

地震発生を想定した防災活動 
(1) 自治会ごとの避難活動 
(2) a本部設営ならび班編制 
b防災ボランティアから発生時や平常時の対応についての話 
(3) 避難所での活動 各班の活動を自治会ごとに分担・順番を決めて実施
ア 総務班・施設班・物資班・起震車体験 
イ 消火活動班・救護活動班・救助活動班
ウ 食糧班(炊き出し
(4) 活動の収束(炊出配布) (5) 講評 (6) 片づけ

【実践内容の紹介】
〇防災時の避難について
〇避難所リストの作成
〇テント設営
〇仮設トイレ設営
〇救出・搬送訓練
〇救護訓練
〇消火活動
○炊き出し
〇食糧物資の搬入・分配
〇備品の確認
〇起震車体験
〇放水訓練

成果

○ 災害時の自治会、学校、学区防災組織、区役所のそれぞれの役割を確認でき、実際にそれぞれの組織の方との面識もでき、実際に向けての調整もしやすいものになった。
○ 防災に関するNPOの方との面識もでき、防災教育の意義を深められた。
○ 中学生のできることや、中学生の至らないところが具体的に見えてきた。結果的に、中学生のだらしない部分も見られて、地域の方からおしかりを受けるところがあった。
○ 防災教育として中学校の学習カリキュラムの精選と計画を見直すことができた。
避難所の学校として施設や物品で不足することがわかり、今後の対策を考えることができた。

報告資料 報告書
団体紹介

名古屋の東の玄関口に位置した住宅街にある学校です。猪高緑地、上社太鼓と自然と伝統のある小中1校の上社学区を舞台に、上社太鼓、高齢者訪問、職業体験、環境学習などを取り上げ、学区の方々との連携を深めています。

連絡先 電話052-704-2235