運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

防災教育チャレンジプラン

2004年度 兵庫県立舞子高等学校環境防災科

プラン名 教科や総合的な学習の時間を使った防災教育実践事例集づくり
プランの対象 環境防災科1年30人 2年39人 3年39人 普通科  2年280人 総合計390人程度
実施期間 2004年4月から2005年3月まで
目的

防災教育を広め、推進していくために、小・中・高等学校の教員が参考にできる「防災教育実践事例集」を作成する。防災教育の目的、内容、活動事例、評価などを記載し、説明や図表、写真を使ってわかりやすく解説する。また、阪神・淡路大震災の資料集として3年生39人の震災体験を冊子にする。予算で許される範囲でできるだけたくさん印刷し、教員研修会や各種ワークショップで配布する。防災教育にとりくみたいが何をしていいかわからないといった悩みに答え、だれもがとりくむことのできる防災教育の体系を作り上げたい。事例集の内容はHPでも紹介する。

内容

* 環境防災科の専門科目を使って、社会環境・自然環境の両方の視点から防災教育を実践する。具体的な活動は、外部講師の授業、校外学習、小学校との合同防災教育、まちづくり、国際交流、壁新聞作り、調べ学習など
* 学校行事を使って「震災メモリアル行事」を行う。
* 総合的な学習の時間(2年生)を年間を通して使い、防災教育を実施する。

【実践内容の紹介】
〇地域安全マップづくり
〇震災体験と防災の大切さ
<震災メモリアル行事>
〇合唱
〇新潟の高校生からのアピール
〇記念講演
〇分科会
〇炊き出し交流

○震災記録集
○防災教育実践事例集

成果

活動、体験が生徒の防災への意欲を高めている。その意欲が外部での発表やボランティア活動につながり、その姿を見た外部からの好意的な評価につながるという好循環を生み出している。2年間の準備期間を入れると合計5年間の活動となるが、その間、防災に関わる人々とのネットワークができてきた。行政(消防なども含む)、大学や研究機関の研究者、大学生、NGO、NPO、企業、マスコミ、小中高校など多様な人々と国内外でつながってきた。防災教育を学校に持ち込み、学校から外へ飛び出して活動するために、また、防災意識を高め、次に起こる災害に備える意識と実践を高めるために、このネットワークは大いに活用できる。

報告資料 報告書
団体紹介

防災教育を実践する日本最初の専門学科。2002年4月にスタート。阪神・淡路大震災の教訓をもとに命の大切さや助け合いのすばらしさ、防災の必要性を学んでいる。体験的・実践的な授業を重視して多様な防災教育を展開している。

連絡先 〒655-0004 神戸市垂水区学が丘3-2 電話:078-783-5151