TEAM防災ジャパンとは?
近年、わが国では、豪雨や台風による災害が頻発化、激甚化しており、また、南海トラフ地震、首都直下型地震など巨大災害の発生のおそれも切迫している。さらに富士山を含む火山災害、東京湾等での高潮災害など様々な種類の大規模災害も懸念されている。
古来、災害の多いわが国では、地域集落において共助の防災活動が行われてきた。戦後の経済成長を経て、社会インフラや防災体制の整備が進展し、公助による防災の充実が図られたが、阪神・淡路大震災、東日本大震災等の大規模災害や近年の激甚な気象災害を経験する中で、公助の限界も明らかとなっている。
加えて、被災者の抱える多様なニーズや困りごとにきめ細かく対応したり、平時のコミュニティ活動や企業活動の一環として防災に取り組むなど、共助でしか行いえない活動領域の重要性が再認識され、共助と公助の連携の必要性が高まっている。
あらためて、国民一人ひとりが、自然災害のリスクを自分事として捉え、自助の意識を高めるとともに、地域コミュニティだけでなく企業や各種団体など多様な防災の担い手が、地元やさらに広域において、連携して行う共助の防災活動を活発化していき、誰一人取り残さない、災害に強いひと・まち・くらしの実現を目指さなければならない。
そのためには、多様な防災の担い手を生み出す環境や、そうした担い手が地域の中であるいは地域を超えて人的ネットワークを構築し交流する中で、防災の意識、知識、技術、能力等を高めていくことができる環境を作っていく必要がある。
このため、その環境として、地域コミュニティ等の地域に根ざした防災主体、企業やNPOなど社会構造の変化の中で生じてきた多様な防災主体、防災を教育・研究する有識者、公助の主体である行政など、防災に関わる様々な主体を結び付けるプラットフォーム(意見交換の場)として「TEAM防災ジャパン」を構築し、多様な防災の主体を育み、協働するための息の長い国民運動を行っていくものである。
令和3年9月6日(令和5年4月追記)
内閣府防災 普及啓発・連携担当
運営/協力
このホームページは、防災推進協議会の協力により、内閣府政策統括官(防災担当)が運営しています。
- 運営
- 内閣府政策統括官(防災担当)
- 協力
- 防災推進協議会
1. TEAM防災ジャパンにおける活動
TEAM防災ジャパンにおいては、多様な防災の担い手が、オンライン、オフラインの環境の中で、次のような活動を行う。
- 内閣府が提供するポータルサイトを活用し、多様な防災の担い手が防災活動に取り組む際に有用な情報の受発信、交換
- 多様な防災主体が、意見交換を行い、新たな価値を生み出すことのできる交流の場の確保
2. TEAM防災ジャパンのメンバーと活動を支える仕組み
- (1)メンバー
- TEAM防災ジャパンにおける各種活動に参加(ポータルサイトでの発信、交流イベントへの参加など)する者をメンバーとする。 また、メンバーであって、お世話係が中心となって行うチーム活動を一緒にするメンバーを、チームメンバーとして事務局から委嘱する。
- (2)お世話係
- メンバーであって、TEAM防災ジャパンにおける各種活動に資するよう、自発的・主体的に、専門的な見地からの有用な情報の提供、情報の整理、助言などを行う者を、お世話係として内閣府が委嘱する。
- (3)アドバイザー
- メンバーであって、自発的・主体的に、TEAM防災ジャパンにおける活動全般について、幅広く助言等の支援を行う有識者を、アドバイザーとして内閣府が委嘱する。
- (4)事務局
- 内閣府及びTEAM防災ジャパンに係る業務の受託者を事務局とする。事務局は、TEAM防災ジャパンの趣旨を踏まえ、ポータルサイトの内容の充実、メンバーの活動の促進を図る。 事務局は、アドバイザー会議の開催等、TEAM防災ジャパンの運営に必要な事項を別途定める。
アドバイザー
更新情報等について防災に関する下記有識者からアドバイスをいただき、当サイトの運営を行っています。
- 鍵屋 一 (跡見学園女子大学)
- 中川 和之 (時事通信社)
- 福和 伸夫 (名古屋大学減災連携研究センター)
- 加藤 孝明 (東京大学生産技術研究所)
- 浅野 幸子 (減災と男女共同参画研修推進センター)
編集/制作
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