多様な災害からの逃げ地図づくりを通した世代間・地域間のリスクコミュニケーションの促進

9月6日

団体名:子ども安全まちづくりパートナーズ、明治大学山本俊哉研究室、日建設計ボランティア部
山本俊哉(子ども安全まちづくりパートナーズ代表理事、明治大学理工学部教授)

セッション名:多様な災害からの逃げ地図づくりを通した世代間・地域間のリスクコミュニケーションの促進
セッション記号:BS52


いざ災害が起きたときに、いつどこに逃げるか?  行政機関は災害の事象ごとにハザードマップを提供していますが、他人事(ひとごと)として受け止められ、必ずしも「我がこと」になっていない傾向が見られます。このセッションで取り上げる「逃げ地図(避難地形時間地図)は、いつどこに逃げたら安全か? 最も近い避難場所まで何分かが一目でわかるようになっています。ハザードマップを下敷きにして、地域の情報を盛り込み、逃げる人の目線で住民自身がつくります。それを通して、「我がこと」意識が醸成されるだけでなく、避難に関する地域の課題が浮き彫りになります。

逃げ地図は新しい避難場所や避難経路ができると色が変わります。つまり、逃げるための地図をつくるだけにとどまらず、避難対策を促してそれを評価するツールです。 このセッションでは、地震や豪雨に伴う津波や土砂災害など多様な災害からの逃げ地図づくりを体験できます。