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内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

プログラムの見どころをご紹介

[PR-25]世界と、未来に発信する防災減災教育

主催団体:宮城県多賀城高校

1.貴団体の防災に係る活動への取組のきっかけ、現在までの取組状況は?

2011年3月11日に発生した東日本大震災により宮城県は未曾有の被害を受けた。県では宮城県震災復興計画を策定し、防災教育にも積極的に取り組んできた。大震災から学んだ教訓を確実に次世代に伝承するとともに、将来国内外で発生する災害から多くの命とくらしを守ることができる人材を育成するため防災系の専門学科を設置することとし、本校に全国で二例目、理系としては初の防災系専門学科「災害科学科」(1クラス定員40名)を開設した(2016年4月)。
防災系専門学科を設置するパイロットスクールとして、国連防災世界会議をはじめ様々なシンポジウムやセミナー、パブリック・フォーラム等に本校生徒及び教員が積極的に参加し、防災・減災学習の実践を発表・発信している。

2.貴団体の取組における「強み」はなんでしょうか。また、強みをいかして、今後どのように防災活動を展開したいとお考えでしょうか?

東日本大震災で多賀城市を襲った「都市型津波(河川津波)」の脅威を伝承する主活動にして様々な取組をしている。本校生徒が主体となって、多賀城市内約200ヶ所に津波の痕跡を示す津波波高標示プレートを設置。県内外の高校生をはじめ、本校を訪れる国内外の来校者に対し、設置した津波波高標示プレートと史都・多賀城市の史跡を辿る「まち歩き」ボランティア活動を行っている。
また、県内外の高校生をはじめとした生徒間交流を活発に行い、若い世代のネットワークを広げている。

3.ぼうさいこくたい2019での出展内容やPRポイントを教えてください。伝えたいこと、知ってもらいたいことは何でしょうか?

全国で2例目、理系学科としては全国初となる防災系専門学科「災害科学科」を開設し、様々な防災減災活動に取り組んでいます。防災減災のパイロットスクールとして、震災の記憶の伝承と災害への備えを探究するとともに、様々な方々との交流活動も行っています。
〇3.11東日本大震災で多賀城市を襲った「都市型津波」(河川津波)の脅威を知らせる。
〇震災後より生徒が主体となって行った津波の痕跡を示す「津波波高標示プレート」の設置活動の紹介。
〇そのプレートと史都・多賀城市の史跡を辿る「まち歩き」ボランティアの紹介。
〇防災・減災教育のパイロット校としての取り組みを紹介する。

4.ぼうさいこくたい2019に期待することや、こくたいを通じてつながりたい方々へのメッセージをお願いします!

日本ならびに世界各地で起こる様々な災害等に備え、若い世代が連携していくことが大切だと思う。私たちは、次代を担う高校生との交流を通じ、自分たちで安全安心な社会づくりを主体的にしていきたい。県内外だけではなく、世界の高校生をはじめ若い世代の連携を広げ、未来と世界につながる防災減災活動を担っていきたい。