まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 協力:内閣府防災担当

プログラムの見どころをご紹介

[PO-07]帰宅困難者のあなたに!

主催団体:一般社団法人ビル減災研究所

1.貴団体の防災に係る活動への取組のきっかけ、現在までの取組状況は?

3.11では各地で帰宅困難者が溢れました。内閣府によると首都圏では500万人以上、都心のターミナル周辺は居場所のない人で大混乱になりました。当 一般社団法人ビル減災研究所では、このような帰宅困難に陥った人々の混乱を目にして、沿道の建物が居場所のない人達に提供される必要を強く感じると共に、建物の所有者に課せられる重い損害賠償責任のあり方に大きな疑問を感じて、制度研究を進めて提言する一方、行政や建物所有者への働き掛けを行ってきました。問題点について関係者に共通認識が持たれるようになってきましたが、提供される建物の確保はスローペース、制度的な改善は見通せない状況です。名古屋市周辺も南海トラフ大地震を考えればこの問題は深刻です。

2.貴団体の取組における「強み」はなんでしょうか。また、強みをいかして、今後どのように防災活動を展開したいとお考えでしょうか?

建物、特に大小のオフィスビル(貸しビル)の運営管理実務に明るいため、帰宅困難者問題にオフィスビルがどのように貢献できるか、またその限界はどの辺にあるか、さらにネックとなっている課題は何か、そしてその課題解決方法などに関して、現実的で有益なアイディアを提供できると思います。オフィスビルと一口に言っても、立地、規模、築後年数、所有者の属性、入居者(多くはテナント)の属性などによって、防災上の存在感は多様ですから、それぞれの個性によって活かされ方は異なります。マンションにも応用できる部分もありますが、一緒に勉強しながら所有者や管理者を支援していきたいと考えています。

3.ぼうさいこくたい2019での出展内容やPRポイントを教えてください。伝えたいこと、知ってもらいたいことは何でしょうか?

いつどこで地震に遭遇するか誰にもわかりません。状況によって誰でも帰宅困難者になる可能性がありますが、単に「帰宅に困る人」という単純な問題ではありません。実は、定義があったり、想像以上に広い範囲に波及する問題なのです。あなたが帰宅困難者になる可能性、一刻も早く帰宅したい一心から一歩を踏み出す帰宅行動に伴うあなたのリスクと惹き起す社会へのマイナス影響。帰宅抑制が重要と言われていますが、それには平時からの準備が必要です。たくさんありそうですが、それぞれは意外と簡単です。僅かな時間ですが、それをお伝えしたいと思います。

4.ぼうさいこくたい2019に期待することや、こくたいを通じてつながりたい方々へのメッセージをお願いします!

度重ねて災害に見舞われていることを思えば、被害の軽減や復興の速さなどにかなりの学習効果が生じているはずですが、それでもなお万全というにはほど遠い現実があります。国レベルで考えるべき課題も少なくありませんが、ここに暮らす人々それぞれが最低限自分の生命身体財産を危険から守ることが不可欠です。災害対策は多岐に亘りますが、それぞれの領域で多様な活動をする人々が、それぞれの活動を繋ぎ合わせることで、関心を寄せる人をさらに増やし大きな好循環が得られると考えています。ぼうさいこくたい2019はその場を提供してくれるはずです。小さな力を大きな力に繋げましょう。