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運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

プログラムの見どころをご紹介

[PO-02]歴史文化資料保全の大学・共同利用機関ネットワーク事業 ~文化の防災

主催団体:国立歴史民俗博物館
協力団体:花王株式会社

1.貴団体の防災に係る活動への取組のきっかけ、現在までの取組状況は?

とりわけ東日本大震災以降、文化庁の立ち上げた救援委員会での活動に加えて、館内組織を立ち上げて気仙沼市・陸前高田市・福島県下警戒区域(当時)の一部等で被災資料のレスキューに取り組んできました。これらの活動や各界有識者の意見も踏まえつつ、2018年度より人間文化研究機構「歴史文化資料保全の大学・共同利用機関ネットワーク事業」を主導して、災害時における歴史文化資料の救済や、地域社会での歴史文化の継承と創成に向けた事業を推進しています。

2.貴団体の取組における「強み」はなんでしょうか。また、強みをいかして、今後どのように防災活動を展開したいとお考えでしょうか?

全国の歴史・民俗系博物館の協議会を事務局館として運営するとともに、全国の大学等とも連携し、各地域に伝来する歴史文化資料の保存・継承を推進しています。特に近年は「歴史文化資料保全の大学・共同利用機関ネットワーク事業」を通じて、大学が各地域で展開する取り組みと連携して全国ネットワークの構築を進めるとともに、様々な自然災害に対応した「歴史文化の防災対策」を検討しています。
大学という教育・研究集団を基盤とするこの事業では、地域に密着した研究者や歴史文化資料保全の担い手を養成し、歴史文化を軸とした社会との対話を通して地域文化の持続と推進を目指します。

3.ぼうさいこくたい2019での出展内容やPRポイントを教えてください。伝えたいこと、知ってもらいたいことは何でしょうか?

頻発する自然災害に備え、地域の歴史文化資料を把握し、迅速な救済と歴史情報の復旧を進めるための取り組みについて、ポスター発表を行います。また、花王株式会社との共同研究で開発を検討する被災資料の臭気対策に向けた技術も紹介します。
地域の歴史文化やそれを象徴する資料を救済する取り組みは、制度的にも技術的にも確立が求められています。地域を象徴する資料がどのようなもので、どこに伝来しているのかも含め、多様かつ膨大な歴史文化資料を保存・継承する取り組みが各地で行われていること、それらを通して新たな地域像の展望が期待されていることをお伝えしたいと思います。

4.ぼうさいこくたい2019に期待することや、こくたいを通じてつながりたい方々へのメッセージをお願いします!

防災に関する多様な分野の専門家や関係者が集まるぼうさいこくたいで、災害への備えに関する様々な目的や展望を共有するとともに、地域を軸とした専門家間の連携を深めていきたいと思います。
また当館の主導する「歴史文化資料保全の大学・共同利用機関ネットワーク事業」では、「歴史文化大学フォーラム」を毎年開催し、全国の大学や歴史文化資料保全の関係者との議論・連携を図っております。今年度は12月22日に名古屋での開催を予定しており、愛知県や東海地域を中心とした歴史文化の災害対策にむけた協議の場といたします。ご関心のある方はぜひご参加ください。