運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

プログラムの見どころをご紹介

[WS-15]防災まちづくりの起点になる逃げ地図づくり

主催団体:逃げ地図づくりプロジェクトチーム
協力団体:一般社団法人子ども安全まちづくりパートナーズ、明治大学山本俊哉研究室、株式会社日建設計ボランティア部、千葉大学木下勇研究室、公益社団法人日本青年会議所 国土強靭化委員会

1.貴団体の防災に係る活動への取組のきっかけ、現在までの取組状況は?

津波からの逃げ地図の作成手法を考案した日建設計ボランティア部と、それを研究する明治大学山本俊哉研究室と千葉大学木下勇研究室が共同し、科研費に続いて応募した科学技術振興機構(JST)社会技術開発センター(RⅠSTEX)のプロジェクトに採択されました。その研究成果を社会に還元する一般社団法人子ども安全まちづくりパートナーズ)がチームに加わり、土砂災害など多様な災害からの逃げ地図づくりのワークショップを全国15都道府県30市町村で開催してきました。これらの研究を通して開発したマニュアルは、「逃げ地図ウェブ」(nigechizu.com/)で無料公開しています。最近は、日本青年会議所と連携して洪水からの逃げ地図づくりの普及にも取り組んでいます。

2.貴団体の取組における「強み」はなんでしょうか。また、強みをいかして、今後どのように防災活動を展開したいとお考えでしょうか?

逃げ地図は、白地図と色鉛筆と革ひもがあれば、どこでも作成することができます。ハザードマップを下敷きにして避難目標地点までの避難経路を3分間ごとに色分けした地図を作成することで、避難者の視点に立ったその地域の災害リスクが一目でわかるようになり、災害が他人事から自分事に変わります。ハザードマップを足の悪い高齢者を基準にして避難時間を可視化することにより、若年層が参加すると世代間のリスク・コミュニケーションを促進することができます。新たな避難場所や避難経路が確保できれば、色が変わり、防災活動のやる気が増します。
こうした強みを生かして、防災活動の担い手の裾野を広げ、人と人をつなげ、持続可能な防災まちづくりを展開していきたいと考えています。

3.ぼうさいこくたい2019での出展内容やPRポイントを教えてください。伝えたいこと、知ってもらいたいことは何でしょうか?

 多様な災害からの逃げ地図づくりの担い手を広げるため、ぼうさいこくたい2019のワークショップ「防災まちづくりの起点になる逃げ地図づくり」では、逃げ地図づくりの手法と事例について簡単なレクチュアをした後、いくつかのグループに分かれて、会場近くの名古屋市港区をモデルに、津波とと洪水からの逃げ地図づくりを体験していただきます。この体験を通して、逃げ地図づくりの手法を体得するとともに、津波と洪水による災害リスクや避難に関する様々な課題を再発見していただき、身近な地域での逃げ地図づくりの試みにつなげていただきたいと考えています。

4.ぼうさいこくたい2019に期待することや、こくたいを通じてつながりたい方々へのメッセージをお願いします!

逃げ地図づくりは、地図が読めれば、小学生でも参加できます。革ひもを当てながら、シコシコと色分けするローテクな手法ですが、1時間足らずで様々な気づきが得られます。災害リスクのある地域では、防災まちづくりのはじめの一歩になります。ぼうさいこくたい2018では日本青年会議所国土強靭化委員会とつながり、現地の日本青年会議所が主体となり、京都や金沢、甲府や埼玉などで洪水からの逃げ地図づくりを展開してきました。ぜひ試しに逃げ地図をつくってみませんか? 皆さんが暮らす地域で新たな防災まちづくりの一歩を踏み出す手がかりをつかめるはずです。