プログラムの見どころをご紹介
[SS-18]南海トラフ地震の脅威に国際協力の経験を活かす!
主催団体: | 独立行政法人国際協力機構(JICA) |
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1.貴団体の防災に係る活動への取組のきっかけ、現在までの取組状況は?
政府開発援助(ODA)の日本の実施機関として、開発途上国の防災能力の向上を支援しています。具体的には、各国の防災関係組織の人材育成や、防災対策を推進していくための防災計画の策定、治水事業等の構造物整備を行っています。近年では、防災の国際枠組みとして2015年に国際連合で採択された、「仙台防災枠組2015-2030」において、2020年までの目標(ターゲットe)とされている、地方防災計画の策定支援に重点的に取り組んでいます。
2.貴団体の取組における「強み」はなんでしょうか。また、強みをいかして、今後どのように防災活動を展開したいとお考えでしょうか?
日本の防災知見に基づき、長年取り組んできた国際防災協力により、開発途上国との間に強い信頼関係を構築しています。これらの信頼関係はJICAだけで構築したものでなく、日本の中央省庁や自治体、大学や研究機関、NGOや市民団体などの様々な関係者によるご協力の賜物です。これからも、多くの関係者が蓄積してきた防災の知見・技術を、JICAの様々な事業を通して活用し、開発途上国の防災能力向上とともに、災害リスクの削減に貢献したいと考えています。
3.ぼうさいこくたい2019での出展内容やPRポイントを教えてください。伝えたいこと、知ってもらいたいことは何でしょうか?
10月20日(日)10時~11時30分に会場メインホールB にて、「南海トラフ地震の脅威に国際協力の経験を活かす!」セッションを開催します。本セッションでは、一見、無関係にも思える国際防災協力と我が国に起こり得る災害への備えが、実は繋がりがあることを紹介したいと思います。メキシコ、インドネシア、タイにおける国際防災協力の事例を紹介するとともに、各国での防災協力の経験が、日本において大きな被害が予測される南海トラフ地震への理解にも繋がっていることを報告します。
4.ぼうさいこくたい2019に期待することや、こくたいを通じてつながりたい方々へのメッセージをお願いします!
「ぼうさいこくたい2019」にて、実際の事例紹介により日本の国際防災協力について知っていただき、開発途上国のみならず、日本の防災にも役立っていることをご理解頂くことを期待しています。是非ともJICAセッションに足をお運び下さい!!
また、国際協力に関心がある方々には、一緒に汗を流せる場を探すお手伝いができればと思います。会場内にはパネル展示が、笹島ライブ内にはJICA中部センターがありますので、お気軽にお立ち寄りください。