運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

防災教育チャレンジプラン

2004年度 田辺市立新庄中学校

プラン名 「新庄地震学」
プランの対象 本校生徒 185名  教育関係者、行政関係者、保護者・地域住民 約500名 校区内の小学校  150名
目的

新庄地区を支える若い世代に、自然災害についての知識と理解、それに対応できる判断力や行動力を育て、この教科で学んだ成果を学校と地域で共有し、世代間の交流を生むと共に、不測の災害に備えて、地域の安全のために主体的に貢献できる心の育成を図る。

内容

3年生が年間を通して選択教科や総合的な学習の時間の中で、次のような学習について取り組む。
・地震に関する基礎的な知識
 ・課題解決学習を取り入れ、生徒自身が選んだテーマ、例えば、地震のメカニズムや地震対策等、小グループによる学習を進め、インターネットや図書館でデータ収集。
 ・救急救命体験学習(心肺蘇生法や応急措置)
 ・田辺市防災訓練への参加と防災講演会。
 ・避難経路の標識を作成し、地域に設置する。
・地震や津波に関するアンケート調査実施。
・新庄地震学ホームページ作成
・ 新庄地震学まとめの発表会を12月に開催する。

 【実践内容の紹介】
<田辺市防災訓練への参加>
〇地震講座
〇炊き出し訓練
〇放水訓練
〇演劇「稲むらの火」の発表

<新庄地震学発表会>
〇紙芝居「最後のうしろ姿」製作
〇日本の地震の歴史 
〇新庄地区の津波被害(津波被害立体地図製作)
〇地区住民の地震に対する意識調査
〇津波が新庄地区に到達する時間(津波到達時間シミュレーション)
〇地震の起こる原因と構造
〇津波発生のメカニズム
〇「避難場所」標識の作成
〇災害後に聴きたい音楽
〇応急措置の方法
〇地震から身を守る方法
〇ライフラインの獲得方法・暮らしの安全読本
〇世界の地震と対策

成果

○校区の幼稚園・小学校や地域との連携が深まり、防災教育の普及を進めることができた。
○テレビ等で取り上げてくれたので、防災教育を進めていくうえで生徒に良い刺激を与えてくれた。
○特色ある学校づくりとして「新庄地震学」を中心に推進できた。
○公民館、町内会の協力がこれまで以上に充実してきた。

報告資料 報告書
団体紹介

小高い丘の上に立つ本校からは、山と海が望め、校庭には樹木が繁茂し自然豊かな環境にあります。生徒数185名、6学級で、生徒は明るく活動的で、部活動・生徒会活動などでは主体的に取り組み、バイタリティーがある。

連絡先 電話 0739-22-1643