運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

防災教育チャレンジプラン

2004年度 高知市立大津小学校

プラン名 「災害に強いまちづくりプロジェクト2004」
プランの対象 大津小学校6学生 116名 保護者・教員・地域自主防災組織 約100名
目的

◆子どもたちがどんな状況におかれても、自分で考え、判断し、行動できる力〈自助力〉をつける。
◆家庭や地域の人と共に防災について学習することにより、子どもたちの防災意識と共に、地域の『防災力』(共助力)を高める。
◆プロジェクトチームのテーマ・ゴールを明確にしながら課題を追求することにより、情報を集めたり、まとめたり、伝えたりする力を身につける。

内容

「総合的な学習」で50時間実施。3年前から取り組んでいる「災害に強いまちづくりプロジェクト」を引き継ぐとともに、新たな切り口を取り入れプロジェクト学習で進める。
1. 図上訓練の実施・DIGの手法で、自分の地域の避難マップ作成した。
2. 子どもが企画・運営する「第3回大津こども防災訓練」実施した。
(被災後の部屋から脱出する訓練・防災アイデア商品提案 他)
3. 小さい子どもたち向けの「防災人形劇」を制作・上演した。
4. 新潟中越地震への義援金集めの取り組み・励ましの手紙を書く。
5. 「防災クッキング」を提案し、児童・保護者に広めた。
6. 市民500人程度が参加した高知市主催の防災講演会(2005・1・16)で実践報告し防災について提言し、防災を呼びかけた。

【実践内容の紹介】
○図上訓練・DIG
○防災人形劇
○義援金集め・励ましの手紙
○震災学習・修学旅行
<第3回大津こども防災訓練>
○バケツリレー
○スモーク体験
○救急法(止血法)
○消火訓練
○被災後部屋脱出訓練
○プレゼンテーション

成果

「第3回大津こども防災訓練」に関しての成果
◆ 学校全体で防災について学習する「防災訓練」が継続(3年目)でき、来年度に繋げる事ができた。
◆ 子どもたちの企画も毎年少しづつレベルアップして、専門家の方から良い評価をいただき、子どもたちも自分たちのやった事が認められ自信につながった。
◆ 小さい子どもたち(1~2年)のための防災人形劇も昼休みに実施できた。たくさんの低学年の子どもたちが参加し防災について楽しく学習できた。
◆ 安心・安全デジタルマップの完成したものを、プロジェクターで写してたくさんの児童・保護者に見ていただけ、避難マップの必要性を考えていただけた。
◆ テレビ局3局・新聞社2社が取材に来られ、高知県下に広報できた。

報告資料 報告書
団体紹介

本校は高知市の東に位置し、校内には、紀貫之がその任務を終え、都に戻る際に出発した船出の碑も建っている。昔からたびたび水害を受け、1998年の集中豪雨では一階部分がほぼ水没し、地域も学校も大きな被害を受けた。

連絡先 高知県高知市大津乙972  電話 088-866-2124