運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

防災教育チャレンジプラン

2005年度 千葉県市川市立行徳小学校

プラン名 わたしたちにもできる防災ってなあに!
プランの対象 行徳小学校6年生 135名
実施期間 2005年4月~2006年1月
目的

・防災に興味や関心を持たせ、自己の防災意識を高める。
・地域や家庭、学校が連携し、地域の防災意識向上を図る。

内容

「自分の命は、自分で守ることができる子どもにしたい」という願いのもと、いろいろな場面で災害に対処できる力を子ども達につけさせたいと考え取り組んだ。
1.学校内での防災訓練
 ・学習中や休み時間中の避難訓練の実施
 ・警戒宣言を想定して、保護者への児童引き渡し訓練の実施と、保護者と一緒に通学路の安全確認をする。
2.自分の防災マップ作成
 ・「行徳っ子守り隊」のみなさんの力を借り学区調査をする。 
 ・危険箇所を記した防災マップの作成
 ・千葉大学院生と完成したマップの再確認をする。また、災害が起きた場合の対処について指導を受ける。
3.自己の防災力を高める
 ・千葉県西部防災センターに体験学習に行く。
 ・校内で市川消防署による消火訓練・地震体験・煙中脱出訓練に参加する。
 ・新潟地震の被災者の体験談を聞く。
4.我が家の防災計画
5.学区への働きかけ ・防災新聞の発行、防災ポスターの掲示

【実践内容の紹介】
○ 新潟中越地震を体験した人の話を聞こう
○ 防災ワークショップ開催
○ 防災マップをつくろう

成果

○子ども達の声の中に、「防災学習をする前と比べ、災害に対する恐怖心が減少した。」という感想が多かった。少しずつではあるが学習の成果を感じている。
○行徳っ子守り隊のみなさんを始め、多くの地域住民の支援を得て、学習できたことは有り難かった。今度は、中学生という立場で、小学生を支え、サポートする立場として活動してもらいたい。
○防災マップを作成したことで、当該学年だけでなく、全校児童に役立つものとなった。
○我が家の防災計画を立てたことで、家族の輪が広がり、家族全員で共通理解できたことも収穫である。子ども達は、いざというときの行動や対応策が明記されていることで安心感を持つことができた。備えがあることは、防災に強い自分を作ることであることを感じたようだ。
○多くの人々と接して学習を進めたことで、子どもの社会性を向上させることができた。

報告資料 報告書
団体紹介

創立134年、全校児童約900人の大規模校である。学校の東側はマンションなどの高層ビルが連立した新興住宅街、西側は旧江戸川が流れ寺社が20余にも及び、昔の寺町通りの面影を残している。

連絡先 連絡先 :047-357-3116