運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

防災教育チャレンジプラン

2005年度 東京工業大学附属科学技術高等学校

プラン名 図上災害訓練(DIG)を取り入れた生徒主体の防災避難訓練
プランの対象 本校生徒572名、職員67名
実施期間 校内防災マップ作り 2005年4月~10月/防災避難訓練 (試行)9月1日、(説明)10月14日、(本番)11月25日/安全教育講演会 2月17日
目的

DIGをアレンジして導入し、シミュレーション体験型の防災訓練を提供して主体的な参加を促す。学校内で想定されるさまざまな場面についての避難行動を何パターンか同時に行う。また、診断結果を還元し、講演で補足補強することで効果を高める。

内容

DIGを要素ごとにわけて、校内用の防災マップ作成ツールとマップを作成。さらに、それを用いた防災避難訓練を導入し、1コマ45分で実施可能にした。
・ 「建築科3年生課題研究」誰にでも作れる校内防災マップ作りのツールの考案と訓練用マップの作成(2005年4月~10月、週4時間X9回)
・ 作成したマップを利用した、DIGをアレンジ導入した防災避難訓練
    (説明10/14:実質20分・本番11/25:実質25分)
・ 避難訓練に基づいた本校の災害時の状況と帰宅困難地震防災についての講演会(2006年2月17日)
・ マップの他方面への適用(避難所計画・実験室防災)、ツールの補充と運用方法の検討

【実践内容の紹介】
○ DIGによる校内調査
○ 防災マップツール考案 
(ツール公開WEB http://www.hst.titech.ac.jp/~seito/2005/bousai2005.html)
○ 学校防災マップ作成
○ 防災避難訓練ワークショップ ・事前説明
○ 防災避難訓練 本番
○ 講演会「地震時の本校の状況と帰宅困難問題」

成果

誰にでも比較的短時間で作れる校内防災マップ作成ツールを準備することができた。これを使えば、簡単に一定レベルの質のマップ作成が可能である。活動を通じて校内の防災について生徒自身が関心を深め、理解を進めることができる
これ(校内防災マップと作成ツール)は避難訓練に使うものの他、次の二つのバリエーションを作った。
・ 避難所用  ・実験室防災用(試作のみ)
前者は学校を避難所として使う際の計画や避難者への設備案内に使うことができ、後者は実験実習時における事故予防、災害時の防災活動と避難に役立つものと考えられる(実施は来年度予定)。

報告資料 報告書
団体紹介

本校は百年以上の伝統を持つ工業科の専門高校で、東京工業大学の附属学校として大学と連携し、科学技術教育を行ってきました。2005年4月より、「東京工業大学附属科学技術高等学校」になりました。

連絡先 連絡先:03-3453-2251(代)