運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

防災教育チャレンジプラン

2004年度 愛知県名古屋市立大曽根中学校

プラン名 災害から大曽根のまちを守ろう 「大曽根レスキュー隊」
プランの対象 名古屋市立大曽根中学校1年生202人
目的

中学生が、自分たちの住むまちの防災について考え、まちの防災力をアップするための活動を行う。まちを舞台にまちのために役立つことを行うことで、生徒の自信とまちづくりの主体者としての意識も高める。

内容

総合的な学習の時間で、第1学年の生徒全員が「大曽根レスキュー隊」として、まちの防災について学習し、活動。
生徒は、専門家やまちの人と関わりながら、
4つのプロジェクト 
A それぞれの家で必ず備え隊(略称:家庭)
B 地震時のまちの安全確かめ隊(略称:防災マップ)
C 一人でも多くの命助け隊(略称:救助)
D 避難所で快適ライフ過ごし隊(略称:避難所ライフ)
 に分かれて活動。
まちの防災力を高めるための活動や提案を、まちの人に向けて行い、まちの人からの評価をもらう。活動に対するさまざまな評価をもとに振り返ることを通して、まちの役に立つことができたことを確かめ、今後も自信を持って、防災をはじめとする、まちのための活動に取り組んでいこうとする。

【実践内容の紹介】
〇オリエンテーション「地震災害について」
〇ポストイットトーク「東海地震が起こったらわたしたちのまちはどうなる?」
〇劇団ふじさん公演
〇家庭プロジェクト(自宅の危険チェック図、防災ずきんづくり)
〇防災マッププロジェクト
〇救助プロジェクト(普通救命講習)
〇避難所ライフプロジェクト
<大曽根レスキュー隊 防災博覧会>
○紙芝居
○心配蘇生法
○炊き出し
○避難所の情報伝達
○乾パンの食べ方

成果

○ これまでのところ、生徒はそれぞれのプロジェクトごとの様々な活動に取り組むことを通して、地震への備えを自分のこと、身近なこととしてとらえ、防災意識が向上しているように思われる。活動への自信から、今後もまちの役に立つことをしたいという思いが醸成されつつある。
○ 保護者や、地域の人も生徒たちの活動を知り、それを応援するとともに、自分たちの防災を中学生とともに考えていこうとする機運が生まれつつある。

報告資料 報告書
団体紹介

名古屋市の北東部に位置する大曽根のまちは、交通・商業の要衝である。集合住宅が多いのも特徴である。本校ではこれまでにも、総合的な学習の時間に、まちづくりへの参画を目指した活動を行ってきている。

連絡先 愛知県名古屋市北区上飯田東町2-100 052-913-2266