運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

防災教育チャレンジプラン

2004年度 第5回地震・火山こどもサマースクール「Mt.Rokkoのナゾ」実行委員会

プラン名 第5回地震火山こどもサマースクール「Mt.Rokkoのナゾ」
プランの対象 メイン行事 地元を中心にした小中高校生、21人/サブ行事 過去のサマースクール参加者10人
目的

時に災害を引き起こす地震は、平時に人が暮らしやすい土地を作り、景観や水源、温泉などを与えてきた。見慣れた風景の中に、歩きなれた坂道に、道路や鉄道に、流れる川に、地震や火山が隠れています。第一線の研究者が小中高生の視線に立って、地形の観察や実験の指導と講義を行い、六甲山の麓に住むこどもたちに自然災害の本質を理解する感性を養うことが目的です。
こどもサマースクールのコンセプト
1) こどもの視点に立って地震や火山の本質を語る
2) 防災というと必ず災害と結びつけられるが、自然には「恵み」の部分があることを知る
3) 小学校から高校までの学年の異なる子ども達をチームで組ませて学ばせる
4) 答えをすぐに与えず実験や観察を通して自然理解を深める

内容

【メイン行事】
・1日目 8月7日(土) 人と防災未来センター
 実験とお話し
・2日目 8月8日(日)
 ・ロープウエイで布引ダムの断層見学
 ・六甲山上から六甲山と大阪湾の観察(バスで移動)
 人と防災未来センターでまとめ発表
【サブ行事】
・1月15日
 人と防災未来センター見学
 こども討論うち合わせ
 CAP HOUSE 「記憶マップ神戸のために」フォーラム参加
・1月16日
 神戸宣言のディスカッション
 メモリアルカンファレンスinKOBEX こども討論「私たちは何を受け継いでいかなければならないのか?」、神戸宣言 総合討論

【実践内容の紹介】
〇六甲のなぞ
〇断層実験と説明
〇活断層の動きについて
〇地震計実験
〇建物の揺れと液状化実験
〇講和(六甲山)
〇講和(巨大噴火)
〇布引ダムと断層見学・クイズ形式ポイントラリー
〇六甲山頂から六甲山と大阪湾の見学
〇神戸宣言の発表

成果

建物の揺れを実感できる新しい実験手法を考案した。
新神戸駅から1,2時間で地震の証拠をたくさん確認できるコースプログラムを考案した。
六甲山の地元に、六甲山の成り立ちを知る次世代を育てることができた。

報告資料 報告書
団体紹介

研究室からの一方的な講義の限界を超え、知識を現場に生かすことを使命に、自分たちが生きる地の足元を知りたいと子どもたちが好奇心を爆発させる時間を作るため、地震や火山の学会や「人と防災未来センター」で結成した実行委員会です。

連絡先 地震学会:E-mail zisin-pr@ml.asahi-net.or.jp 火山学会:Email kazan@khaki.plala.or.jp