運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

防災教育チャレンジプラン

防災力の向上を目指す、防災教育活動の情報提供の場

2009年度 銚子「稲むらの火」防災教育プロジェクト

プラン名 銚子「稲むらの火」ボランティア
プランの対象 大学・一般の部
目的

1. 教える者も教わる者も楽しめる実践的な『防災教育』授業づくりを目指す。
2. 紙芝居(日本文化の一つ)の力を信じ、教材の質の向上、演者のスキルアップを目指す。
3. 恐怖を強調しすぎず、人の心を開き、防災の事実でなく真理を伝える。
4. ボランティア活動の良さと限界をわきまえた活動を行う。

内容

民間企業の社会貢献(CSR)として紙芝居「津波だ!いなむらの火をけすな」を銚子市 へ寄贈からはじまる。小學國語讀本では「始めてわれに返った村人は、この火によって救われたのだと気が付くと、無言のまま五兵衛の前にひざまづいた」と劇的なシーンで終わる。 しかしこの紙芝居はまだ6割が終わったところである。銚子の醤油醸造業が産み出した資金 による復興事業(堤防造り)へと続く。
小学高年向けの『防災教室』に加えて、中間発表会でのアドバイスを踏まえ、被災した子どもの目線での「稲むらの火」(人形劇団わにこ作『さとちゃんの稲むらの火』)をコアとした低学年(保育園や幼稚園を含む)向け授業を新たに展開中である。

成果

1. 紙芝居「つなみだ!いなむらの火を消すな」をコアとした小学校高学年の 授業教案を作成し、それの基づき出前授業(出張授業)を実践した。
2. 千葉県教育委員会「学校と地域の防災教育モデル事業(学校と家庭・地域 が連携した防災教育…)」へ講師依頼があり、旭市立飯岡小で児童・地域 住民を対象に体育館で実施した。受講者(子どもと地域住民)と同じ床面 で紙芝居を演示し、飽くまでも肉声による紙芝居にこだわり、ビデオカメラで写し背景のスクリーンへ投影する仕掛けで、大成功した。
3. NHK防災バークでは、メインステージで大型紙芝居での上演、テントブースで「からくりミニ紙芝居」「ぬり絵」を配布し、作成指導をした。
4. 中間発表会のアドバイスや児童の授業アンケートに基づき、また、保育園 児や小学生の反応を考慮しながら、原作者と相談し、年少者向け紙芝居「さとちゃんの稲むらの火」の改訂版を制作した。

【製作物】
紙芝居.JPG

報告資料 最終報告書(PDF形式)
団体紹介

地元企業(エリアサポートジャパン302企画室、損保ジャパン銚子支社、ヤマサ醤油)の三者がCSRの一環として内閣府監修の紙芝居を銚子市へ寄贈(2008年4月17日)すると同時に発足。千葉科学大学危機管理学部と協力し、昨夏、ボランティア養成講座を開催。修了者がボランティア登録をし、出前授業「稲むらの火、防災教室」(小学校1校済、2校予定)、この他(民生児童委員研修会等での演示)で活動中。銚子市民、PTA、大学教員、大学生、郷土史家、紙芝居原案者・・・が集い運営してきている。団体事務所は、302企画室内に置く。

連絡先 0479-25-0302(ASJ302企画室内 事務局:和泉千恵子)