運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

防災教育チャレンジプラン

防災力の向上を目指す、防災教育活動の情報提供の場

2010年度 西大和6自治会連絡会

プラン名 災害時要援護者対策と子どもサバイバルキャンプ
プランの対象 小学校低学年の部 小学校高学年の部 大学・一般の部
目的

・地震災害時、地域において、自治会が自発的におこなう災害時要援護者対策で、手上げ・同意方式で要援護者を募るため、自治会長とブロック委員が自治会員全戸を訪問し、地域の「助け合おう・お互いさま」という共助の意識を高める。
・子どもも大人と一緒に訓練し、遊びや防災ゲームで習得し、将来の担い手を育成する。

内容

・災害時要援護者の安否確認台帳を作成し、手上げ・同意方式で希望者を確認する。
・災害時支援者(助ける人)を募集する。
・訓練では、健常者に擬装器具等を装備して要援護者とし、安否確認・救助・一時避難所へ救出する。
・避難所では、医師や看護師がケアする。また室内に簡易トイレを組み立てる。
・子ども(小学生)も大人と同じメニューをこなす。すなわち本部情報班から救出まで。
・子どもサバイバルキャンプは、地震災害時、一時避難所へ避難し、電気・ガス・水道・電話なしと仮定して、テントで1夜明かす。また楽しく防災ゲームで知識を習得する。

成果

・町長、教育委員会、他役場幹部職員、社会福祉協議会、民生・児童委員ら防災に関しての関係諸機関の協働意識が高揚した。
・町内の関係諸機関の取り組みが把握でき、今後の防災・減災のための協働・ネットワークづくりの基礎ができた。
・「助け合おう・お互いさま」という自覚が一層強まった。
・子どもサバイバルキャンプは6 年継続したことにより、将来地域の担い手が着実に育っている。第1 回目に参加してくれた子ども達が、現在大学の1 回生や高校生になろうとしている。
・2 回目の避難訓練では、役場を通じて自治連合会に案内状を出したこともあり、町内の7 つの自治会長が見学に参加してくれた。8 名の役員を送り込んだ自治会もあり、関心の高さがうかがえた。町内に浸透し始めると期待できる。

【製作物】
子どもサバイバルキャンプ手引書.pdf
災害時要援護者避難訓練要領.pdf

報告資料 最終報告書(PDF形式)
団体紹介

約40年前に造成された西大和ニュータウンのうち上牧町に属する6つの自治会、すなわち片岡台1、2、3丁目と桜ヶ丘1、2、3丁目で構成される。平成7年阪神淡路大震災を契機にボランティアからなる西大和防災組織を設立し、その後自治会を主体とした西大和6自治会連絡会を発展的に発足させた。地域に安全と安心をもたらすべく、防犯・防災について自主活動を行っている。12人の自治会会長・副会長と自治会長経験者の7人の事務局が役員として動き、5人の専門家の顧問や36人からなる青色パトロール隊員で構成される。

連絡先 0745-32-8706(辻 誠一)