運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

防災教育チャレンジプラン

防災力の向上を目指す、防災教育活動の情報提供の場

2012年度 気仙沼市立階上中学校

プラン名 「私たちは未来の防災戦士」 ~「自助」「自助・共助」「自助・公助」の学びと「つながり」の大切さを通して~
プランの対象 中学校
目的

・「知る」「備える」「行動する」を視点とした実効性のある防災学習
→東日本大震災による被災の反省から,正しい知識や十分な備え,日頃の訓練の充実を図る。
・「自助」を基盤にした「共助」への取組
→小学生に出前授業を行ったり,一緒に避難所設営訓練をしたりするなど防災啓発活動を行うと共に,階上中学校区防災教育推進委員会による各自治会との合同一次避難訓練を実施する。

内容

・仮設住宅居住者との合同避難訓練【自助・共助】
・ショート避難訓練 【自助】
・学年毎防災体験活動 【自助・共助】
・各自治会との合同一次避難訓練 【共助】
・避難所設営訓練 【共助】
・防災学習発表会 【自助・共助】
・防災マップの作成 【自助・共助】

成果

東日本大震災による被災の反省から,津波災害に全般について正しい知識や十分な備え,日頃の訓練の充実を図ることができた。今年度のテーマである「自助・共助」のもと,「知る」「備える」「行動する」を視点とした実効性のある防災学習を実践することができたと考える。特に,12月7日(金)の夕方に津波警報が発表された後,生徒たちは直ちに体育館で避難所設営を始めた。避難者は300人を超えていたが,避難者カードの配布や避難者一覧表の作成・貼付,畳や椅子による避難スペースの確保,毛布の配給など,訓練通り避難所設営などに率先して取り組んだ。

報告資料 報告書
団体紹介

本校では,総合的な学習の時間において,災害についての正しい知識・理解や,災害発生時および発生後の対応として自助・共助・公助のテーマを1年ごとにサイクルし,中学校3年間を通して防災・減災の力を高めている。これまでの成果により,東日本大震災発生時および発生後の対応において,中学生にできることを自ら見つけ,協力しながら避難所設営や炊き出しの手伝いに取り組む姿が見られた。
今回の大震災により,改めて中学生としてできることを見つめさせ,学校を起点とした地域ぐるみの防災意識の更なる高揚や,10年後や20年後に地域のリーダーとして防災教育の担い手となるような資質や能力の育成に大きく力を入れている。

連絡先 0226-27-2304