防災教育チャレンジプラン

糸魚川ジオパーク（Ｇ）特有の自然災害に対して、地域・住民（Ｃ）を巻き込みながら、防災教育（Ｂ）に取り組む。防災教育チャレンジプランに取り組む教職員が、防災戦隊チャレンジャーに変身！チャレンジャーは、児童や保護者、地域住民が災害から命を守れるよう、さまざまなMISSIONを与えます。チャレンジャーのモットーは、アイデアと行動力、そして発信力！

１．GＣBと関連付けた防災教育カリキュラムの作成
２．校内研修に位置付けて行う一人一研究・実践（一つ以上）の取組
①防災戦隊チャレンジャー　②非常サイレンの日　③指導案検討・公開授業研修　など
３．GCB４８メンバーの育成に向けた防災MISSIONの取組
４．保護者・地域住民参加の防災研修機会の設営
①地域防災懇談会　②サプライズ避難訓練　③防災・宿泊体験学習（ＤＩＧ・避難所研修）など

防災教育に２年続けて取り組んだことで、自校の防災教育の内容が確実に深まった。そして、「防災教育と言えば、根知小学校」と保護者や地域の方々だけでなく、市内の学校職員へも認識されるようになった。　
　また、児童が配布した安否札を活用した防災訓練が実施されたり、小学校の取組や意図を周知する機会として防災をテーマとした公民館大会が開催されたりと、学校と地域との双方向のかかわりが深まった。
　地域と共に歩む学校運営の重要性が指摘されている。子どもは地域の宝！その命を守るための防災教育の取組は、まさに地域と共に歩むための重要なツールとなったと言える。

【製作物】
チャレンジャー通信.pdf
根知っ子防災MISSION.pdf
防災教育研修用資料.pdf

当校は、糸魚川ジオパークのほぼ中央に位置し、全校生徒31名のへき地・複式学校です。学区には、糸魚川 静岡構造線が露呈するフォッサマグナパークなどのジオサイトがあり、自然が豊かで、伝統的な文化が多く残る地域でもあります。しかし、谷間の地という特性から、昔から地滑りや土砂災害、熊や猿、猪等も頻繁に出没し、生活をしていく上で地域防災が重要となる地域です。また、地域の人口の約半数が65歳以上の老人であり、地域内には中学校・高等学校がないため、有事の際の小学校の対応の仕方が重要となります。