防災教育チャレンジプラン

①教員（防災プロジェクト・危機管理委員会・生活指導部・研究部）保護者（ＰＴＡ危機管理担当）地域（リソースネット・防災教育推進委員会）と言った各組織を活用し、特別支援学校における児童・生徒の「防災・安全教育」を推進し、実践的な防災教育を実施する。
②求められる防災機能を、隣接する国立大学・市立小学校とで役割分担・整理し、「地域全体での危機管理機能の向上」を推進していく。

・障害のある児童・生徒の実践的な「身を護る力の育成」。（自助）
・未整備の「福祉避難所設営」訓練のあり方の検証。
・スクールバス登校便における災害時参集訓練（登校中の災害を想定した初めての訓練）
・リソース・ネット（本校の児童・生徒が安全で豊かな学校生活を送れるように応援する外部支援組織）との連携を強化・軸とした地域全体での危機管理機能の向上。（共助）

・調布市、警察署、消防署を始めとした行政機関や、リソース・ネットを中心とした地域住民や保護者を巻き込んだ連携・関係がより一層強くなり、「地域と連携した防災訓練」を初めて実施することができた。
・教職員の危機管理意識が向上し、「日常生活時に身に付けておくべきこと」「避難訓練時など特別に取り組むこと」を整理し、担当部署において年間指導計画を作成し、計画的に生活単元学習等に、防災・安全教育を組み入れることができた。

【製作物】
取組成果.pdf

小・中学部の知的障害の特別支援学校で、調布・三鷹・狛江・府中の４市を学区域とし、児童・生徒数は現在１９２名です。自閉症または自閉的傾向の児童・生徒が約６割、次にダウン症候群、てんかんと続き、多くの子どもたちの「言葉の指示よりも、絵・写真・身振りなど、目から入る情報の方が理解しやすい」特性を生かした教育活動を行っています。Ｈ２２年度、東京都教育庁指導部所管の「安全教育推進校」の研究指定を受け、「特別支援学校の安全・防災教育について」検証してきた学校です。