運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

防災教育チャレンジプラン

防災力の向上を目指す、防災教育活動の情報提供の場

2013年度 上之郷小学校

プラン名 すすんでやりぬく上之郷の子プロジェクト
プランの対象 小学生
目的

過去の災害体験が少ない地域特性のもと、地域住民・保護者・関係機関と協力して多様な防災訓練を実施し、児童に自分の命は自分で守る力を身に付けさせるとともに地域住民・保護者・児童の防災意識を高める。「月一回防災の日」を設定し、防災朝活動・命を守る訓練・防災教育の観点を位置づけた授業を実施する。体験を重ね、児童の防災意識を高め、生き抜く力を身に付けさせる。

内容

1.防災教育の観点を位置づけた教科・道徳・学級活動・総合的な学習の時間の授業実践・授業公開
2.「月一回防災の日(ぼうさい かみのごう)」の取組
停電想定生活・防災朝活動・命を守る学習
3.地域住民・保護者参加の防災訓練・防災研修の開設
防災教育講演会・町防災訓練参加・近隣地区との合同防災訓練・災害図上訓練・減災活動

成果

○意識調査から「災害時の避難場所を家族で決めている」「防災グッズを準備している」などが2年間で30ポイント以上伸び、保護者・児童の意識が向上した。中でも「懐中電灯を持ち出せるようにしている」は、全児童の90%が「はい」と答え、必要性を理解している。
○多様な「命を守る訓練」実施上のノウハウ・手順・人的資源などを把握できた。
○教科・道徳・学級活動の授業に「防災教育の観点」を位置づけることで防災意識を高められることがわかった。岐阜県下に授業公開した所、これらの授業を参観者が安心感をもって受け入れ、岐阜県下に防災教育の具体を広められた。また、学校ホームページにデータ加工可能にして指導案・命を守る訓練実施計画等を公開したことも好評を得ている。

報告資料 最終報告書(PDF形式)
団体紹介

上之郷地区は、は国道21号線沿いの平地と山間部で構成されている。平成22年7月、平成23年9月と2年続きの大雨のために多大な被害を受けた。上之郷地区住民には、過去の自然災害の伝承・記憶は伝えられていなかった。しかし、百年に一度と言われる大雨が二年続き、被害が連続する事態に、「なんとかしないと」という思いを地域住民が持ち始めた。上之郷小学校も校地内に土砂が流入する事態になり、子どもたちが生き抜くことができる力をつけていこうと、防災教育に本気で取り組み始めている。

連絡先 0574-67-1338