運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

防災教育チャレンジプラン

防災力の向上を目指す、防災教育活動の情報提供の場

2014年度 静岡大学教育学部藤井基貴研究室

プラン名 教職を目指す大学生がチャレンジする新たな防災教育
プランの対象 幼児・児童・生徒・大学生・地域住民
目的

【目的】
幼児、児童生徒、大学生、地域住民を対象として、防災知識および災害時の「判断力」、「行動力」を育てるための教材および授業を開発し、実践・普及する。
【ポイント】
・魅力ある防災教材・授業の開発(感情面や道徳面からのアプローチ・災害時要援護者向けの教材)
・多様な指導法とカリキュラムの提案(家庭、学校、地域における実践、教科横断的取り組み)
・防災教育を推進する教員の養成(教員養成課程の学生と共につくる実践)

内容

①防災紙芝居「みずがくるぞ!!!」の実践・普及 ☞ 幼稚園・保育園・特別支援学校・児童館
②学校・大学における防災授業の実践・改善  ☞ 「防災道徳」授業、留学生への防災教育
③地域社会・高齢者への防災教育の実践    ☞ 参加型防災教育、防災ブースの出展
④防災教育に関する勉強会・研究会の開催   ☞ 他大学との合同ゼミや合宿の開催

成果

①防災紙芝居「みずがくるぞ!!!」を保育園・幼稚園・特別支援学校に提供し、実践の普及を図った。
幼児のべ400名弱、特別支援学校300名弱が同紙芝居による防災授業に参加した。
②「防災道徳」授業の指導案をウェブで公開するとともに、新たな授業開発・実践も進めた。この取り組みについてはNHKのドキュメンタリー番組「Tomorrow」でも紹介された(1月下旬)。留学生に対する防災教育は富士宮の日本語学校A.C.C国際学園、静岡大学、名古屋大学、ふじのくにNPO活動センター等で実施され、のべ100名以上の参加があった。同実践については地元テレビ局や新聞等でも紹介され、教材は県外でも利用されるにいたった。
③地域のお祭り等で参加型防災学習ブース「防災フィッシング」を3度出展し、多くの親子連れが参加した。また社会福祉協議会で高齢者を対象とした防災セミナーを学生が実施した。
④京都大学、慶應義塾大学、関西大学と合同でゼミ合宿を行い、学生たちの防災に対する専門性及び意識の向上が図られた。
上記取り組みにより、兵庫県等主催「ぼうさい甲子園」にて2014年度・大学部門「優秀賞」を受賞した。

【製作物】
静岡大学教育学部藤井基貴研究室.pdf

報告資料 最終報告書(PDF形式)
団体紹介

私たち藤井研究室では、防災教育の授業づくりや新たな教材開発に力を入れています。志を同じにする他大学の学生たちや専門家の方々とのつながりを大切にしながら、新たな知識と刺激を受けて、より良い防災教育を生み出せるよう活動しています。また、地域の行事に防災ブースを出展したり、近隣の小・中学校に出向いて授業をさせていただいたりと実践的な活動も多く行っています。防災を授業に取り入れていくにはまだまだ課題も多いですが、実際に学校の授業で使ってもらえる教材を提案できるよう日々奮闘中です。

連絡先 研究室:054-238-4696