運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

防災教育チャレンジプラン

防災力の向上を目指す、防災教育活動の情報提供の場

2014年度 NPO法人防災白熱アカデミィ

プラン名 紙芝居による要援護者とのリスクコミュニケーション
プランの対象 市民、高齢者、園児
目的

双方向コミュニケーションツールとしての紙芝居を用いて、災害時におけるリスクを演者と少人数の観客との間で探るとともに、その対策について防災啓蒙活動を進める。特に、災害時に援護を必要とする高齢者福祉施設や幼稚園児を対象として活動を行う。紙芝居については、東日本地震時の実例をもとに、当法人で新たに製作するとともに、多くのリスクシチュエーションが想定されるので、市販の紙芝居も活用する。

内容

・紙芝居の題材となる災害時や避難、生活再建について、神戸地震、東日本地震の実例を取材する。
・紙芝居のシナリオ、政策を行う。
・高齢者福祉施設、幼稚園、地域自治会などで、紙芝居を上演する。できるだけ、多くの上演機会を準備する
・参加者へのアンケート結果を分析して、コミュニケーションの進め方を検討する。

成果

・東日本地震における園児の津波避難について、2幼稚園でヒヤリングを行った。その結果、園児リスク低減に多くの教訓を得た。
・幼稚園ヒヤリングをもとに、園児の津波避難についての紙芝居政策を行った。
・様々な機会に、紙芝居を上演して、参加者に防災について考える機会を与えた。
・神戸被災者と東北被災者が参加する語り部会を開催して、神戸の生活復興を語り、東北被災者の支援活動を行った。
・NPOのサイエンスカフェ活動を通じて、多くの機会に、紙芝居も用いた防災啓蒙活動を展開した。

報告資料 最終報告書(PDF形式)
団体紹介

東北地震、神戸地震の被災を省みるとき、命を失わない地震防災・軽減を懸命に模索する必要があります。自然の災害は人間の英知や学問知見の隙間を突いて襲ってきます。残念ながら、地震に襲われるたびに多くの新たな教訓を得るのが現状です。しかし、われわれは、過去の地震災害から多くを学び、次なる大地震の備えをする必要があります。本NPO法人は、過去の地震から学び、将来の災害安心社会を勝ち取るため、語り部会、サイエンスカフェ、セミナー、パソコン教室、被災者との交流会、震災学習ツアーなどの種々の活動を目指します。

連絡先 高田至郎 090-5894-5821