運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

防災教育チャレンジプラン

防災力の向上を目指す、防災教育活動の情報提供の場

2015年度 釧路市立大楽毛小学校

プラン名 大楽毛小学校防災教育推進プラン
プランの対象 児童・保護者、地域住民
目的

本校において最も警戒せねばならぬ災害は、地震と津波です。中でも津波に対する備えは喫緊の課題であり、大規模な避難が必要となる地域です。これまでも「子ども達全員の命を守る」を合言葉に防災に関する知識を深め、不測の事態に向けてどのような備えや訓練が必要かなどを家庭や地域と連携を図りながら考えてまいりました。今年度は、より実践的な体験活動や訓練に重点を置いて取り組み、防災に関する意識を高めることを目的にしています。

内容
  • ・非常持ち出し袋、安全ノートの準備や活用啓蒙および整備
  • ・地震火災避難訓練、集団下校訓練の実施・防災意識を高めるための本や資料の整備、読み聞かせ
  • ・防災教室(講義・体験活動・非常食の試食等)の実施
  • ・地域や保護者と共に大津波警報発令による避難先への避難訓練
  • ・防災教育のカリキュラム化
成果
  • ・ 大津波警報発令時の避難訓練(学校から1.2km離れた新道への避難)は、学校から呼び掛けて実施した回と地域が呼び掛けて実施した回と両方行うことができました。回を重ねるにつれ、自然と避難上のルールや配慮のありかた、役割分担等の協力体制の具体化にもつながりました。
  • ・ 防災教室においては、校内だけでなく様々な関係諸機関に協力を仰ぐことで、より専門的な知識を深めることができました。講師に小学校区内にある消防署大楽毛支署の職員、高等専門学校の教授や学生を迎えたことにより、「大楽毛ならでは」の地震や津波の規模や避難の想定等を教えていただいただけでなく、工夫を凝らした体験活動により、児童は「防災は難しいものではない。」「自分にできることがある。」と身近に感じることもできました。
報告資料 最終報告書(PDF形式)
団体紹介

私達の住む釧路市は、太平洋に面しその沖合では数多くの地震が発生する地域です。加えて大楽毛小学校は、海岸から800mほどの場所にあり、常に地震や津波に対する警戒が必要です。地震や津波に対する意識は地域の関心も高く、各町内会と連携を図りながら対策を練ったり、合同訓練等を実施したりしています。また、地域行事や子ども達の育成への取り組みも熱心で、コミュニティースクールの推進にもいち早く取り組んでおります。そのような協力体制の下で三百名を超える児童は、明るく元気な声を響かせ、いきいきと生活しております。

連絡先 0154-57-8014