運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

防災教育チャレンジプラン

防災力の向上を目指す、防災教育活動の情報提供の場

2016年度 兵庫県立太子高等学校

プラン名 町ぐるみ防災プラン
プランの対象 全ての人々
目的

・三カ国語(ハングル・英語・中国語)の防災ビデオ・防災マップを作成し、太子町在住や姫路城観光の外国人への災害避難の一助となるようにする。
・兵庫県立太子高等学校生が町内各地に出向き作成した防災マップで、町内各所における危険個所を太子町民に周知する。
・防災ビデオ撮影等を町内各所で行う様子を町民が見ることで、防災への興味・関心及び備えを具体的なものとして身近に意識させる。
・兵庫県立太子高等学校生のカリキュラムにあるハングル・中国語・英語の学習成果を活用することで、生徒の語学力向上と国際理解教育の推進を図る。

内容

・太子町在住や姫路城観光の外国人の方々に、ハングル、中国語を用いた地震の発生時にどのような対処をすればいいのかがわかるように防災ビデオ・防災マップを作成する。 特に防災マップは、表面は太子町の地図を描き、危険個所などを表示、姫路市内の Wi-Fi スポットなども表示した。また地図の裏面にも火災時や地震時の避難法や身の守り方を説明した絵を描き、三カ国語での説明を加えた。

成果

生徒
・外国人インタビューから始まり社会人との会話や連絡調整など、このプログラムを通じ生徒は大きく成長することができた。またビデオ制作やマップ制作で様々な方々にお世話になり、感謝する心などを醸成できた。

教師
・防災という観点からの多くの職員研修に参加することができ、防災に関する知識を身に付けることができた。また、研修や先進校訪問で数多くの中学校・高校の先生方や生徒と交流する中で多くの防災に関する取り組みなどを学べた。

地域
・ビデオ、マップ制作の中で太子町役場、西播磨地域ビジョン委員会、近隣の地域の方々からのご指導や、協力を多くいただき、地域を巻き込んだビデオ、マップの制作ができた。また本校の防災活動が高く評価され、陸上自衛隊の本部長から感謝状を授与された。

【製作物】
兵庫県立太子高等学校.pdf

報告資料 報告書
団体紹介

兵庫県立太子高等学校は1970年に創立され、太子町内に唯一の高校として町民に親しまれている。平成27年4月には、太子町との包括的連携協定を締結し、町内での諸行事などの参加・協力等を行うことで強く結びついている。また、総合学科としての特徴を生かした言語活動教育を活発に行い、プレゼン力、コミュニケーション力を高めている。現在、全職員でアクティブ・ラーニングの授業による「学力向上」を推進している。生徒会活動や部活動などでは、地域の清掃活動や小学生の見守り活動及び幅広い年齢層との交流活動も意欲的に行っている。

連絡先 079-277-0123