運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

防災教育チャレンジプラン

防災力の向上を目指す、防災教育活動の情報提供の場

2017年度 大船渡市立日頃市中学校

プラン名 私たちの町「日頃市」~ふるさとの復興の力になろう~
プランの対象 中学生
目的

・中学生が「自分の命は自分で守る」ための力を全校での活動を通して学び、身につける。
・「ふるさとの復興のために中学生である自分たちに何ができるか」を考え、行動することでふるさとを大切にする気持ちを育てる。
・自分たちの活動の様子を新聞やブログで発信するとともに、「被災地からの被災地支援」(恩送りプロジェクト)で活動の輪を広げる。

内容

・学校を避難所に見立てた疑似避難所体験「防災キャンプ」の実施。
・防災講演会や被災地スタディツアーで復興と防災について学ぶ。
・隣接する小学校と合同で、大雨災害に対応する避難訓練を行う。
・テレビ局とのタイアップで防災教育の授業の様子をテレビ番組として放送する。
・被災地からの被災地支援活動「タオルハンガー」による恩送りプロジェクトの実施。

成果

・生徒の防災意識が高まり、自信を持って活動に意欲的に取り組むことができるようになった。
・中学生の活動が色々なメディアに取り上げられることによって、地域の防災意識も高まった。
・行政やNPO法人、大学等とのつながりができ、様々な支援や協力を得ることが可能となった。
・実際の災害時に役立つ避難所運営体験や大雨・洪水災害に備えての避難訓練を行うことができた。
・「はるかのひまわり」の種を入れた「タオルハンガー」を800個つくり被災地への支援や、お世話になった方へのお礼として活用することができた。
・東北大学の今村先生や岩手大学の森本先生、盛岡気象台の防災気象官、大船渡消防署の救命救急士さんから専門家の立場から防災の知識や心構えを学ぶことができた。
・岩手県の防災・復興スクールの指定を受けたこともあり、チャレンジプランからの資金とあわせて、活動資金が得られたことで充実した活動を行うことができた。

報告資料 最終報告書(PDF形式)
団体紹介

岩手県の南、三陸海岸に面する大船渡市。2011年3月の東日本大震災では大きな被害を受けた。日頃市町は内陸部に位置するので、津波による直接の被害は受けなかったが、地震による建物のひび割れ被害や停電のため1週間以上電気のない不便な生活をおくった。日頃市中学校は全校生徒30名ほどの少人数であるが、男女共に仲良く、地域のボランティア活動にも積極的に参加している。徒歩圏内に小学校・保育園・地域公民館・老人ホームが存在する。チャレンジプランには昨年度初めて参加し、防災に対する意識が高まってきている。

連絡先 0192-28-2302