運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

防災教育チャレンジプラン

防災力の向上を目指す、防災教育活動の情報提供の場

2018年度 大田区立南六郷中学校

プラン名 地元町会・自治会と連携した防災訓練 ~防災フェスタから見えた課題とは~
プランの対象 中学生
目的

・前年に実施した防災フェスタを、地震想定の訓練から水害想定の訓練に変更し、近隣町会及び自治会と連携して実施。
・中学生による地域防災ボランティア隊「南六郷中レンジャー隊」を組織し、地域の防災訓練に積極的に参加し呼びかけを行うことで、防災フェスタの課題となった中堅世代(30~40代)の訓練参加を促す。

内容

・全校集会や学校だより等を活用した「南六郷中レンジャー隊」の募集。
・上級救命講習受講やD級ポンプ消火訓練参加による南六郷中レンジャー隊員のスキルアップ。
・南六郷中レンジャー隊と地域町会、自治会による風水害時のハザードマップ作成及び地域防災訓練への参加と防災フェスタ呼びかけ。
・水害を想定した防災フェスタの実施。

成果

・6月までに1年生9名、2年生8名、計17名(全校生徒数597名)の南六郷中レンジャー隊員を集うことができ、17名の全隊員が上級救命講習の資格取得や消防隊の方々によるD級ポンプ操作指導、地域の防災訓練参加を通して、自尊感情を高め、地域防災リーダーの担い手としての意識を高めることができた。また、南六郷中レンジャー隊の活動をHPや学校だより等で紹介することで、全校生徒や保護者の防災意識を高めることができた。
・南六郷中レンジャー隊と地域町会、自治会の防災担当者による風水害ハザードマップを作成したことで、大田区より提供されているハザードマップ以外に注意を払わなければならない危険個所があることが分かった。また、過去の風水害について知ることができた。

報告資料 最終報告書(PDF形式)
団体紹介

本団体は、過去3回の体験(仮宿泊・宿泊体験・防災フェスタ)を実施している。体験を通して、多くの課題(失敗)が今後に活きることを学ぶ。
政府は、静岡県から九州沖にかけて延びる南海トラフでの巨大地震に備え、東海地震の「警戒宣言」を事実上新たに、南海トラフ全域を対象とした警戒情報の発信に切り替えた。この動きは今後、関東全域においても発展する可能性がうかがえる。大田区は武蔵野台地の外れ、多摩川河川敷の間近に面し、水害及び液状化地盤沈下の災害は必定と考察する。

連絡先 03-3732-9351