運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

防災教育チャレンジプラン

防災力の向上を目指す、防災教育活動の情報提供の場

2018年度 金沢大学人間社会学域学校教育学校教育学類附属特別支援学校

プラン名 地域の人と楽しみながら学ぶ防災学習
プランの対象 小学生~高校生
目的

知的障害がある児童生徒が主体的に、他者との関わりを楽しみながら学ぶ防災学習の在り方を探る。
防災学習を通じて学校・保護者と地域とのつながりを作り、児童生徒、教員、保護者、地域住民の防災意識を高めるプラン。

内容

・小学部、中学部、高等部それぞれに防災学習を構想し取り組む。中学部・高等部においては防災をテーマに、地域住民と交流および共同学習や協働学習を行う。
・学校と保護者が協力し、地域住民も参加できる講習会や研修会を実施する。

成果

・小学部18、中学部24、高等部10の、合わせて52の単元(題材)で防災学習を実施した。特に中学部では地域の園児や小学部児童に、学んだことを交流および共同学習で伝える学習を行えた。高等部では地域住民と共に防災研修センターでの災害体験や災害時の調理など地域住民と協働することができた。これらの活動を整理し、次年度の教育課程に位置づけるための試案を作成できた。
・防災学習の評価を元に、個々の児童生徒の防災に関するアセスメントが行えた。
・学校と保護者が協力して、地域住民も参加した防災講演会、防災研修会を実施した。そのことにより、地域住民とのつながりが深まり、それぞれ防災意識が高まった。

【製作物】
04_金沢大学人間社会学域学校教育学類附属特別支援学校.pdf

報告資料 最終報告書(PDF形式)
団体紹介

本校は、知的障害がある児童生徒を対象とした、小、中、高等部、計60名定員の大学附属の特別支援学校である。日本三名園の一つ兼六園に隣接し、市街地でありながら自然環境に恵まれた古い街並みに立地する。そのため、学校周辺の道路は狭く、近隣には高齢者が多い。また、近くには森本・富樫断層帯があり、有事には震度6弱から強の揺れが想定されている。平成27年度から学校と保護者会が連携して、防災学習の導入、緊急時の連絡体制や児童生徒の引き渡し、防災リュックの準備等に取り組んでいる。平成29年度には金沢市の指定避難所となった。

連絡先 076-263-5551