運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

防災教育チャレンジプラン

防災力の向上を目指す、防災教育活動の情報提供の場

2018年度 兵庫県立淡路高等学校

プラン名 淡高ARCHプロジェクト ~高校生が主体となった地域防災の取り組み~
プランの対象 高校生
目的

総合学科の特色をいかした体験的な学びで身につけた成果を地域に発信し、本校生徒が主体となった地域防災活動の実現を目的としている。プラン名のARCH(アーチ)は、「Awaji・・・淡路Region・・・地域Connectivity・・・つなぐことHigh School・・・高校」の頭文字を使ったものであり、淡路市の象徴である明石海峡大橋のように、本校生が地域と地域を結びつける架け橋のような存在になることを目指している。

内容

各系列がそれぞれに地域住民と連携をとりながら防災の要素を含んだ体験・交流活動を行う。その集大成として、1月17日に地域住民と共に総合防災訓練を実施する。
・北淡震災記念公園開園20周年のイベントにおいて、本校オリジナルの震災語り継ぎsong「ここに」の手話と合唱の披露。(ライフサポート系列)
・「めぐみ市」の際に、商品を購入していただいた地域住民の方々に防災マップを配布。(めぐみ系列)
・校外学習の際に、地域住民に防災・減災に関する本校オリジナルキャラクター「チンげんさいくん」を使用した缶バッジ並びに防災検定を配布し啓発活動に努める。(まなび系列)
・「淡高サロン」において、防災グッズの作成や非常食づくりを行う。(ライフサポート系列)。

成果

・地域のさまざまな年代の人たちと関わることによって地域を身近に感じ、地域を愛する心が芽生えた。また、自己有用感の高まりによって、社会に積極的に関わる主体性が育まれた。
・地域と連携した総合的な防災訓練を実施し、避難所シミュレーションや防災・減災を図る方法等を体験することによって、地域の防災意識や対応能力が高まった。

報告資料 最終報告書(PDF形式)
団体紹介

本校は阪神・淡路大震災の震源地に最も近い高等学校として、震災で得た教訓をいかしていくために「防災と心のケア」という学校設定科目を設置し、防災教育を教育活動の柱の一つとして位置づけています。総合学科である本校の生徒は、2年次から調理系列・花と緑と海のめぐみ系列・ライフサポート系列(地域福祉コース・スポーツコース)・まなび探究系列の4つの系列に分かれて学習しています。すべての系列においてそれぞれの特徴をいかした地域との交流活動・体験活動を行っており、将来地域社会に貢献できる人間を育成しています。

連絡先 0799-82-1137