防災教育チャレンジプラン

これまでの防災学習は教師が内容を決め、児童がそれを受けるという形態が多く、児童の主体性の高まりに疑問があった。また、地域の特性上、保護者と地域の関係が希薄であることや、保護者の防災意識に高まりが感じられなかったことなどが課題だった。そこで、児童の主体性を高め、学校を核として保護者と地域がつながる防災活動の実践を目指し、本プランを企画した。

＜実践内容と方法＞
防災教育の充実
児童主体の防災学習（テーマ設定・調査・発表）
台湾の小学校とのオンライン共同学習（防災巻の比較学習）
福祉防災コミュニティ協会との連携

地域・家庭と連携した防災活動
地域合同防災訓練（学校公開日に実施）
親子防災キャンプ（教室を避難所として活用）
児童・保護者一斉避難訓練（当事者意識を持つための実践型訓練）

ICTの活用
児童による防災動画制作・プレゼンテーション
学習発表会でのスライド・動画発表
防災アプリ「マイタイムライン」学習

＜成果＞
児童が受け身ではなく、主体的に防災に取り組むようになった
地域・保護者の防災意識が向上し、協力体制が強化された
他校（台湾）との防災交流を通じて、広い視野で学ぶことができた

＜チャレンジしたこと＞
学校の防災教育に保護者が参加
地域合同防災訓練を学校公開日に実施
親子防災キャンプ（宿泊を伴う避難体験）
児童・保護者一斉避難訓練の実施

児童主体の防災学習の推進
児童自身がテーマを設定し、調査・発表を行う学習スタイル
台湾の小学校とオンラインで防災巻の共同制作

地域社会との連携強化
学区自治会・区災害対策課との協働
企業やNPOとの連携

＜成果＞
児童が防災の意義を深く理解し、学びを主体的に活かすようになった
保護者・地域住民の防災意識が向上し、実際の災害に備えた行動変容が見られた
台湾の小学校との防災学習交流を通じて、国際的な視点を持つことができた

2014年度から特色ある教育活動として、防災教育に取り組んできた。これまでの活動は「防災巻（目黒巻）」「防災マップ」だったが、児童がより主体的に防災学習に取り組むこと、学校を核として地域・保護者と一体となった防災活動を展開することを目標に、本プランを立ち上げた。