運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

防災教育チャレンジプラン

2024年度 吉備国際大学 高梁市街地立体観光マップ作製プロジェクト

プラン名 マインクラフトを用いた水害シミュレーションに基づく防災意識の向上
プランの対象 対象者 小学生(低学年・中学年・高学年) 中学生 地域住民 防災関係者 対象人数 約15人
実施期間 2024年4月より2025年3月まで
目的

本プランは、小・中学生がデジタルブロックゲーム・マインクラフトを用いて再現された自分たちの街を対象に、水害シミュレーションを通じて、防災について考え、理解を深めてもらうことを目的としている。

今回は平成30年西日本豪雨で被災した倉敷市真備地域の小・中学生がその対象となった。

小学生はマインクラフト上の自身の家がある場所に洪水が発生してから救助が来るまでの間、安全に避難することができる建物を制作してもらった。

中学生には、平成30年西日本豪雨で実際に堤防が決壊した現場に赴いてもらい、ゲームと現実を密接につなげるイメージを持ってもらった。その後に、防災の重要性を伝えるための動画を制作した。

最後に、地域の防災団体の定例の会合に参加させていただき、小・中学生にはここまでの活動を通じて考えたこと、学んだことを発表してもらった。

内容

実践内容
マインクラフトを活用した水害シミュレーション
小学生は、洪水が発生しても安全に避難できる建物を作成。
その建物をゲーム内で洪水シミュレーションにかけ、実際に機能するかを検証。
結果を元に改良し、再度シミュレーションを行う。

現実とデジタルの融合
中学生は、平成30年西日本豪雨の決壊地点を見学。
マインクラフトを用いて、洪水のメカニズムや被害の広がりを可視化。
避難の重要性を伝えるシミュレーション動画を制作。

地域との連携
地域の防災団体と協力し、子どもたちの学びを大人へ発信。
小・中学生が制作した動画やシミュレーションを、地域住民にプレゼン。

成果
小学生はPDCAサイクルを繰り返しながら、防災への理解を深めた。
中学生は、防災意識を持ちつつ、避難の重要性を伝える動画を制作。
地域の防災団体に学びを共有し、世代間の防災意識の向上に貢献。

成果

チャレンジ内容
実際の被災地の子どもたちを対象に、防災を自分ごと化する学習を実施
ゲームを活用し、楽しみながら防災知識を身につける
地域の防災団体と連携し、子どもたちが学んだことを地域に発信
現実とデジタルの融合を図り、よりリアルな防災教育を実施

成果
小学生が「洪水時にどう避難すればいいのか」を主体的に考えるようになった。
中学生は「なぜ早期避難が重要なのか」を論理的に説明できるようになった。
地域住民が、子どもたちの学びから防災について再考するきっかけとなった。
マインクラフトというツールを活用し、感情的な負担を軽減しながら災害シミュレーションができた。

報告資料 報告書
団体紹介

岡山県高梁市にある吉備国際大学の学生が主体となってマインクラフトというゲーム上に高梁の街を再現したことが端緒となった。その後マインクラフト上に再現した高梁市を使って防災教育を始めた。

連絡先 代表者名:竹岡 志朗 電話番号:090-1150-3113 メールアドレス:takeoka@kiui.ac.jp