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防災教育チャレンジプラン 2023年度 活動報告会開催結果
【2023年度防災教育チャレンジプラン受賞団体発表】
2024年2月10日(土)に、2023年度防災教育チャレンジプラン活動報告会がWEB開催(Zoom)にて、行われました。
活動報告会のアーカイブ配信(YouTube)はこちら⇒2023年度活動報告会 – YouTube
※今後、団体・セッション別の動画として編集し、公開予定です。
活動報告会では、2023年度防災教育チャレンジプランに取り組んだ11団体が、この1年間の実践活動の成果発表を行いました。
受賞団体は次の通りです。
○防災教育大賞
【東京都立調布特別支援学校】
・福祉避難所開設に向け、近隣コミュニティや福祉関係者等と一緒に行う避難訓練には、生徒自らが考え、行動することに力点が置かれ、子供の将来を考えたものとして非常に評価される点
・抜き打ち訓練を入れる等、避難訓練にバリエーションを加え、より実践的な訓練内容になっているところに、前年の反省を生かした、高い意欲が感じられる点
・また、知的障害がある子供たちを守るために、教職員だけではなく、市の職員、大学、地域住民等、様々な団体と連携し、地域防災力向上のために息の長い取組をされている点
等が高く評価されました。
○防災教育優秀賞
【泉南市立西信達中学校】
・総合学習時間の増加を、生徒がみんなで「防災・減災」を学ぶ機会と捉え、4つに分かれたゼミ単位で、生徒それぞれが主体となって地域防災を考えていく取組は、大変良いお手本となる点
・また、各ゼミでは、生徒が自ら取組のスローガンを考え、楽しみながら学んでいこうとする取組である点
・防災の要素を取り入れたイベント「地域フェスタ」への生徒参加も、地域との繋がりの強化や、地域防災の一翼を担う意識へと繋がる、大変よい取組である点
等が高く評価されました。
【出張!ふれあいルーム】
・エコノミー症候群と隣り合わせの課題もありますが、避難方法の一つである「車中泊」を取り上げ、その方法論を具体化しようとする取組にチャレンジを感じる点
・オンラインを活用した車中泊の自主勉強会開催や、車中泊を一緒に体験する仲間を全国に募る等、楽しく防災の輪を広げる意欲的な取組に好感が持てる点
・安心、安全で快適な車中泊避難の追求が、多くの方々の防災意識向上に役立つと感じられる点
等が高く評価されました。
○防災教育特別賞
【下北BOUSAIネットワーク(むつ市内4校合同プロジェクト)】
・校種の異なる、同じ地域の4つの学校が連携して実施する横断的な防災教育の取組は、それ自体が大きなチャレンジであり、高く評価できる点
・原子力と共生」するまちとして、地域特有の課題に向き合い、同じリスクを抱える福島での研修後に、「原子力災害発生時の避難訓練」を実施することは、大変意義のある取組である点
・多くの学校教科に防災の要素を取り入れ実施していることも、身近に防災を感じてもらえる大変よい取組である点
等が高く評価されました。
【兵庫県立明石北高等学校】
・2022年度から必修科目となった「地理総合」の取組として、年間を通した、しっかりと練られた計画を作られており、他校のモデルとなり得るような汎用性のある内容である点
・2月の「市長への提言」を取組の目標に掲げ、生徒のモチベーションを上げる工夫をしている点
・地元の防災関係者や有識者の協力を得るなど、様々な方から学ぶ機会を盛り込んだ、生徒の人材育成にとても有効な取り組みとなっている点
等が高く評価されました。
【2024年度防災教育チャレンジプラン実践団体発表】
活動報告会の後半では、2024年度の実践団体に選ばれた団体がプランの概要を発表しました。
各プランの発表はこちら(youTube)⇒2024年度実践団体プラン発表 – 防災教育チャレンジプラン – YouTube
なお、2024年度実践団体として採択された団体は以下の12団体です。
・足立区立西新井小学校
・石巻市立開北小学校
・石巻市立北上中学校
・一般社団法人 Do It Yourself
・大阪教育大学附属池田小学校 安全教育部
・吉備国際大学 高梁市街地立体観光マップ作製プロジェクト
・ゲンサイデイズ
・災害モンスター研究所
・宮崎県立五ヶ瀬中等教育学校
・リソース・ネット(東京都立調布特別支援学校)・ちょうふ災害福祉ネットワーク
・龍谷大学石原ゼミ 防災教育プロジェクト
・わくわく防災ジュニアクラブ岐阜可児
(実践団体名 50音順)