被災地でのボランティア活動を希望されている方々へ

西日本を中心に全国広い範囲で被害が及んだ平成30年7月豪雨では、多くの方が被災地、被災者のために「何かしたい」「何かできれば」と考えていると思います。中にはボランティア活動の経験がないけれど、やってみたい人もいるでしょう。被災地でのボランティア活動を希望されている方は、次の点をお読みいただき、より多くの方々に、よりよい支援活動にご参加いただきたいと思います。

>ボランティア参加促進キャンペーンチラシ(第1弾)

>ボランティア参加促進キャンペーンチラシ(第2弾)

>ボランティア参加促進キャンペーンチラシ(第3弾)

1.被災地の状況を十分に確かめる
いまだ水が引かない地域や、道路が寸断されたり規制がかかったりしている地域があります。現状を知らずに行くと、緊急車輌や災害復旧作業の妨げになることもあります。

2.災害ボランティアセンターの開設情報を確かめる
被災市町村では、ボランティアの受け入れ体制を整えながら、順次「災害ボランティアセンター」を開設しています。ボランティア募集を被災した市町村内に居住した者に限定している場合や、年齢制限を設けている場合があります。

>【参考】全社協 被災地支援・災害ボランティア情報

3.安全管理のために装備を徹底すること
現地で装備品・資機材を調達することは難しいです。
現地に行く前に、ゴム手袋、長靴、ヘルメット、マスク等の安全装備をしてください。
また、熱中症にならないよう、暑さ対策のための水・食料も用意して行ってください。

>【参考】「水害にあったときに」~浸水被害からの生活再建の手引き~

  

出典:「水害にあったときに」より抜粋

4.現地に行く前にボランティア活動保険に加入すること
現地に行く前日までに最寄りの社会福祉協議会でボランティア活動保険に加入し、加入した証明(加入証など)を必ず持参して現地に行くようにしてください。今回は水害被害ですので、天災補償タイプ(地震・津波など)の加入ではなくとも、基本タイプの保険で補償されます。また、すでに有効なボランティア保険に加入されている場合は、重複での加入は不要です。保険料は350〜510円程度です。

>【参考】「ボランティア活動保険」パンフレット:全国社会福祉協議会発行
※東京都、宮城県、愛知県、兵庫県など一部加入金額が異なる場合があります。

出典:「ボランティア活動保険」パンフレットより抜粋

5.ガイドブック

内閣府(防災担当)では、行政・NPO・ボランティア等の連携・協働が促進されるよう、ガイドブックを作成し公表しています。

>防災における行政のNPO・ボランティア等との連携・協働ガイドブック ~三者連携を目指して~

>ガイドブック概要版

6.関連資料

防災ボランティア活動の参考になる各種資料をご紹介します。
是非ご活用ください。

■ 防災ボランティアの『お作法』集(内閣府)

■ 防災ボランティア活動の情報・ヒント集(内閣府)

災害ボランティアセンターの 運営編資料編

災害ボランティアセンターの 資金編資料編

安全衛生の確保、業務の 範囲編資料編

■ 水害ボランティア作業マニュアル(認定特定非営利活動法人レスキューストックヤード)

7.概論

過去の災害時には、多くのボランティア・支援者の皆様が被災地へ向かわれ、被災者支援や復旧・復興の支えになっていただきました。
特に最近では、熊本地震の際の「火の国会議」、あるいは九州北部豪雨においても、全国災害ボランティア支援団体ネットワーク「JVOAD」を中心として、被災者支援に携わる団体が情報共有・活動調整を行う場が設けられました。

>我が国の防災ボランティア

※こちらもご覧ください。
■ 平成30年7月豪雨水害に関する参考情報・Webサイト集【日本財団CANPAN】