ニュース
防災関連の最新ニュースをご紹介
記事が削除される等の理由で、リンク切れとなる場合があります。ご了承下さい。
-
【普及啓発】SOS遠慮せず、近所の縁を大事に…障害者が災害を生き抜く「8つの知恵」
昨年4月の熊本地震で被災した知的障害者の家族らの声を基に、関西大の近藤誠司准教授(災害情報論)のチームと、社会福祉法人「熊本市手をつなぐ育成会」が、障害者が災害を生き抜くための教訓をまとめたパンフレットを作った。近藤准教授らが今年6月、知的障害者の家族らでつくる育成会の会員430世帯を対象に、当時困ったことなどをアンケートし、140世帯の回答を基に、「手をつなごう 熊本地震から得られた8つの知恵」としてまとめた。「じょうずにSOS 親も子も」と題した知恵では、被災地では障害を持つ子どもより親の方が先に倒れたケースが多かったことを紹介。周囲からの「何かお困りですか?」という問いには口を閉ざすのではなく、「自分が潰れてしまう前に手をさしのべてもらうことが、子どものためになる一歩」とした。パンフは育成会の会員に配布を予定し、ホームページでも公開。全国組織の育成会連合会を通じて各地での活用も呼びかける。【10月16日 読売新聞より】
▼熊本市手をつなぐ育成会
http://www.s-ikuseikai.com/ -
【普及啓発】中高生が災害時の国際協力議論 京都で模擬国連
中高生模擬国連「防災世界会議」が15日、京都市北区の紫野高で開かれた。ユネスコスクール認定校で「持続可能な開発のための教育」に取り組む紫野高などが主催し、2015年に仙台市で開かれた第3回国連防災世界会議をモデルに、市立中学・高校7校の生徒34人が参加した。生徒が2、3人で12カ国の代表となり、発展途上国と先進国それぞれの立場で「防災技術の提供が必要」「世界規模の協力組織を創設すべき」などと発表。意見が異なる国の代表と話し合い、自然災害時の緊急支援と、防災と開発について声明文をまとめた。【10月16日 京都新聞より】
▼京都市立紫野高校 高校生模擬国連 -防災世界会議-
http://cms.edu.city.kyoto.jp/weblog/index.php?id=300803&type=1&column_id=1072538&category_id=886 -
【普及啓発】防災の担い手に 25人がリーダー講座修了 洲本/兵庫
「淡路地域ひょうご防災リーダー講座」の最終回が14日、兵庫県洲本市で開かれた。講師を務めたひょうごボランタリープラザの高橋守雄所長は、発生から3カ月が過ぎた九州北部の豪雨被災地や熊本地震の被災地で、ボランティアの受け入れを限定したことで、その後のボランティア数の減少につながったことなどを指摘。「各地で支援を受ける力『受援力』が問われている」と強調した。7月から始まった講座はこの日で終了。修了生25人は「ひょうご防災リーダー」となり、各地域で防災の担い手となる。【10月15日 神戸新聞より】
▼兵庫県 「平成29年度淡路地域ひょうご防災リーダー講座」
https://web.pref.hyogo.lg.jp/awk01/awaji_bosaileader.html -
【普及啓発】五輪会場などで外国人や障害者避難訓練/東京
消防庁は12日、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向け今月から12月まで全国6カ所で訪日外国人や障害者に配慮した災害情報伝達・避難訓練を実施すると発表した。訓練では火災や地震が発生したとし、従業員役、施設利用者役、防火管理者など評価者に分かれ訓練を実施。外国人や聴覚障害者などが館内放送を理解できず個別に説明や案内が必要な場合といった7つのケースを想定する。また多言語対応以外に、日本語初心者の外国人が理解しやすいよう「やさしい日本語」での情報伝達や避難誘導も行う。【10月13日 リスク対策.comより】
▼総務省消防庁 外国人来訪者や障がい者等に配慮した災害情報の伝達・避難誘導のための試行訓練の実施
https://www.fdma.go.jp/neuter/topics/houdou/h29/10/291012_houdou_1.pdf -
【普及啓発】防災・復興 意見交換熱く 糸魚川白嶺高 神戸と宮城の生徒と/新潟
糸魚川大火を教訓に、防災・減災や復旧・復興に関する教育を強化している新潟県糸魚川市の糸魚川白嶺高校は7、8日、災害に関する特色ある教育活動で注目されている兵庫県神戸市の舞子高校と宮城県多賀城市の多賀城高校の生徒を招いた「白嶺防災フォーラム」を初めて開いた。フォーラムは7日、白嶺高で糸魚川大火の概要や市の復興計画について説明を受け、被災地を視察した。8日の意見交換には3校から計約20人が参加。糸魚川が防災力の強い街に復興するため何ができるか話し合った。閉会あいさつで白嶺高の須藤良平校長は「学校の特色を出しながら、地域に必要な人材を育てるのは重要なこと。今回は防災、減災の先進校のノウハウを勉強できた」と述べた。白嶺高3年の中村玲奈さんは「最初は、火事と地震、津波では同じ議論はできないのではないか、と心配したが、意見を交わして防災の根本は同じだと思った。先進校の皆さんの話は勉強になった」と話した。【10月11日 新潟日報より】
▼宮城県多賀城高等学校 防災学習プログラム「平成29年度 白嶺防災フォーラム」
http://www.tagajo-hs.myswan.ne.jp/esd_bousai.html#2017_itoi -
【普及啓発】中高生 減災・防災考える 諏訪でフォーラム/長野
長野県諏訪市で8日、中学生や高校生が防災対策や被災後の対応について自ら考え、意見を出し合う第3回中高生防災フォーラムがあった。同市と宮城県東松島市が行った防災研修「虹のかけ橋プロジェクト」に参加し、東日本大震災の被災地を訪れた高校生有志が中心となり実行委員会をつくり開催した。今回は身の回りの防災対策に主眼を置いた「減災・防災」がテーマ。講演は秋田大学の鎌滝孝信准教授を講師に招いた。鎌滝准教授は「過去に起こった自然災害を知り今後に備える」と題して話し「今までの防災はハード対策重視の施策で、人の持つ防御本能を希薄化している」と指摘した。ワークショップは5つのテーマを設けて中高生が意見交換した。「高齢者の避難をどうするか」の設問には「近所のお年寄りとあいさつするなど普段からコミュニケーションをとっておくことが大切」という意見があった。避難訓練の改善点を求めた問いには、高校生の参加を求める声も出た。【10月9日 長野日報より】
-
【普及啓発】防災士資格取得2000人、講習依頼は倍増 大学と連携し若手育成へ 会設立10周年/栃木
NPO法人栃木県防災士会は7日、栃木県宇都宮市内で設立10周年記念式典を行う。防災意識の高まりを背景に、同会への講習会の依頼も発足時から倍増している一方で、若い会員が伸び悩んでおり、同会は作新学院大と連携を強めるなど若手育成に力を注ぎ始めた。9月下旬、宇都宮市赤十字奉仕団河内分団は地元で「避難所運営ゲーム」を用いた講習会を開いた。大規模地震を想定し、避難所の小学校に来た高齢者、障害者ら避難者を個別の事情などに応じて体育館や教室に振り分ける訓練を行った。防災士は災害時に地域などで中心的役割を担うが、平時は避難所運営訓練や災害図上訓練の講師を務めるなど、主に啓発活動に取り組み、備えの重要性を訴えている。【10月6日 下野新聞より】
▼NPO法人栃木県防災士会
http://bousaishi-tochigi.org/ -
【普及啓発】災害からの避難考える…釜石で講演会/岩手
洪水や土砂災害からの避難方法を考える講演会が3日、岩手県釜石市で開かれ、市防災・危機管理アドバイザーの片田敏孝東大特任教授が講演した。市は、片田特任教授の指導で2012年度から地域ごとに洪水、土砂災害時の避難先や避難時期を書き込んだマップ作りなどを進めている。講演会で片田特任教授は、予測が困難な近年の豪雨災害の特徴などを解説。洪水による犠牲者は屋外が7割を占め、避難行動が危険につながる場合も多いとして、「行政だけの情報に基づく避難行動は限界を迎えている」と指摘。「地域でルールを決め、判断することが犠牲者ゼロにつながる」と主体的な避難を訴えた。【10月4日 読売新聞より】
▼釜石市 洪水・土砂災害に関する防災講演会
http://www.city.kamaishi.iwate.jp/kurasu/bosai_saigai/oshirase/detail/1212600_2223.html -
【普及啓発】防災食堂やピザ人気 山田高校で学園祭 香美/高知
高知県香美市土佐山田町の山田高校の文化祭「清笑祭」が9月30日、同校で行われ、防災時の非常食を振る舞う生徒考案の「防災食堂」が初めて開かれた。防災食堂は、県の「高知県地方創生アイデアコンテスト」で昨年、優秀賞に選ばれた企画。校内で非常食を提供し、地域との交流の場をつくる。日本防災植物協会の斉藤香織事務局長や香美市のヘルスメイト(食生活改善推進員)も協力し、非常食のラーメンやシチューとともに、学校周辺で採集したシロツメクサの天ぷらなども無料で提供した。防災食堂の発案者の一人、山田高3年の坂本奈緒子さんは「非常食がおいしくないという思い込みを打ち壊したかった。来年も続けてほしい」と話していた。【10月1日 高知新聞より】
▼高知県地方創生アイデアコンテストの受賞グループ
http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/120801/2016122200028.html -
【普及啓発】文化祭で「防災」考える 伊那市東部中/長野
長野県伊那市東部中学校生徒会は9月30日、同校文化祭「第49回すず竹祭」の生徒会企画で、防災を考えた。東日本大震災の復興支援をきっかけに仙台市の高砂中学校と「さくらプロジェクト」と呼ぶ交流活動を行っている生徒たちが、被災地の中学校に学ぶ新しい取り組みで、防災意識の現状を知るために、事前に全校アンケートも行った。集計によると、普段家庭で「災害が起きたときにどうするか話をしている」と答えた生徒は全体の4分の1程度だった。自分たちでできることについての意見交換では、3年生の女子生徒から「親と離れてしまうこともある。親の連絡先を知っておくことが大事」という意見があった。企画のまとめをした女子副会長の唐澤諒子さんは「東日本大震災から時がたち、私たちの記憶から少しずつ薄れつつある。そんな今でこそ、高砂中とつながっている私たち東部中生から、災害についての意識を高めていくことが大切なのではないか」と投げ掛けた。【10月1日 長野日報より】
▼伊那市立東部中学校 さくらプロジェクト
http://www.ina-ngn.ed.jp/~suzutake/?page_id=102 -
【災害想定】黒潮の大蛇行 12年ぶりに確認 漁業などに影響も
気象庁と海上保安庁は9月29日、「黒潮の大蛇行を確認した」と発表した。黒潮の大蛇行が確認されるのは12年ぶりで、東海や関東の沿岸で高潮が発生しやすくなり、低い土地の浸水などの被害が起きるおそれがあるほか、漁場の位置が変わったり、船の運航コースや突然の大波が発生しやすい海域が変わったりするなど、さまざまな影響が出る可能性があるということである。黒潮の大蛇行は、少なくとも今後1か月は続く見込みだが、過去には1年から4年半程度続いたことがあるという。気象庁海洋気象情報室の小司晶子予報官は「今は1年の中でも潮位が高い時期にあたるため、沿岸に住む人は台風や低気圧の接近時には早めの対策をとるようにしてほしい」と話している。【9月29日 NHKニュースより】
▼気象庁 黒潮が12年ぶりに大蛇行
http://www.jma.go.jp/jma/press/1709/29a/20170929_kuroshio.html -
【普及啓発】豪雨の被災施設訪問 水害への備えを児童学ぶ/宮城
河北新報社は9月28日、通算71回目の防災・減災ワークショップ「むすび塾」を宮城県大和町の吉岡小学区で開いた。3年生35人が2015年9月の宮城豪雨で浸水した公共施設などを訪問した。学校に戻ると、各訪問先で聞いた被害の様子や危険箇所を班ごとに大型マップに記入。「高い所に避難する」「家族で避難場所を相談しておく」と水害対策も添えて、防災マップとして仕上げた。東北大災害科学国際研究所の保田真理講師(防災教育)は「水には物を一気に押し流す強い力があり、注意が必要。今回勉強したことを水害への備えに生かしてください」と呼び掛けた。【9月29日 河北新報より】
▼日本損害保険協会 ぼうさい探検隊
http://www.sonpo.or.jp/efforts/reduction/bousai/bousai_sp/ -
<イベント>津波防災スペシャルゼミin本郷~津波について学ぼう~
津波による被害を少しでも減らすためには、人々が迅速かつ適切な行動をとる事が大変重要である。内閣府では、津波に対する正しい防災知識と理解・関心を深めるために、「津波防災の日・世界津波の日」である11月5日(日)に、「津波防災スペシャルゼミin本郷~津波について学ぼう~」を開催する。プログラムとしては、津波のメカニズムや、津波に強い地域づくりなどに関するゼミを予定している。会場は東京大学伊藤国際学術研究センター内の伊藤謝恩ホール。

-
【普及啓発】厚真高校、陸自の協力を得て防災訓練 災害時の対処法や支援学ぶ/北海道
北海道勇払郡厚真町の厚真高校で21日、2017年度第2回防災訓練が行われた。同校では例年、火災での避難を想定した防災訓練を年2回、実施。今年度も6月に胆振東部消防組合消防署厚真支署の職員を迎えた訓練に取り組んだ。今年度2度目の訓練では災害支援の内容に理解を深めると同時に、災害発生時のけが人の応急処置といった体験的な学習を目的に、胆振管内の高校で初めて陸上自衛隊第7師団第7特科連隊の隊員の協力を受けた防災訓練を行なった。生徒達は人命救助、生活復旧支援といった災害時の自衛隊の任務について理解を深めた後、装備品それぞれの説明を受けたほか、ファイヤーマンズキャリーと呼ばれる人を担いで搬送する技術などを2人1組で体験。他人を担いで持ち上げることは普段は少なく、2年生の南谷蓮人さんは「微妙にしか、上がらなかった。持ちにくい。難しかった」と話していた。【9月23日 苫小牧民報より】
-
【歴史・教訓】高校・大学の女性グループ 震災経験語り継ぐ「記憶の風化防ぎたい」/宮城
宮城県東松島市で、高校、大学生の語り部グループ「TSUNAGU Teenager Tourguide(TTT)」が東日本大震災の経験を語り継いでいる。TTTは15年5月、震災時に野蒜小6年だった女子高生6人で始動し、命の尊さなどを宮城県内外で発信している。10日、メンバーの4人が津波に見舞われた大曲浜地区で、東北文化学園大の学生ら約30人を案内した。東北福祉大1年小山綾さんはこれまで20回以上、語り部の活動を重ねた。「津波が来た!」という叫び声を聞いて家族で野蒜小校舎へ逃げ込んだ時の恐怖心、幼い妹が階段で足を止め男性に救われた体験、カーテンを引きちぎって毛布代わりにした記憶などを語ってきた。小山さんは「一人一人の震災体験を心に留めて、どうしたら災害から命を守れるのか、聞いてくださった人には考えてほしい」と望む。【9月21日 河北新報より】
-
【普及啓発】静大制作の絵本、名古屋で紙芝居に 伊勢湾台風の教訓継承/愛知
風水害対策を題材に静岡大教育学部の藤井基貴准教授らの研究室が昨年作った防災絵本「ぐるぐるぐもがくるぞ!!」の紙芝居版をこのほど、名古屋市港防災センターが制作した。ストーリーには、災害と“対決”するのでなく、備えることの大切さが描かれている。今春の完成以来、イベントや名古屋市内での出前授業で披露してきた。14日は、同市立飯田小3年生82人がセンターを訪れ、伊勢湾台風の説明を聞いたのに続き、真剣な表情で紙芝居に見入った。港防災センターの大場玲子センター長は「自然災害とうまく付き合う大切さと、災害は恵みをもたらす自然現象でもある点にも気付いてほしい」と狙いを語る。その上で「自分の地域は大丈夫だと思わず、きちんと備えることの重要性を分かりやすく伝える必要がある」と課題を指摘した。【9月21日 静岡新聞より】
▼名古屋市港防災センター
http://www.minato-bousai.jp/index.html -
【普及啓発】日本の防災やマナー、外国人らかるたで学ぶ/京都
NPO法人インターナショナルコミュニティ倶楽部の主催で、避難生活をはじめとした災害時に必要なマナーや日本の礼儀作法をかるたで学ぶ「国際交流マナーかるた大会」が18日、京都市下京区のひと・まち交流館京都であった。日本語や文化が分からない外国人、社会的弱者への対応が課題になる中、災害に遭っても互いに助け合える土壌をつくろうと企画した。催しでは、同法人が佐賀大文化教育学部と協力して作った「避難所・生活マナーかるた」と「防災かるた」が使用された。「地域こそ大事にしよう日頃から」「面倒と思わず備える非常食」などが読み上げられると、参加者は真剣に札を探していた。避難所や観光客への対応などについても話し合った。【9月19日 京都新聞より】
▼NPO法人インターナショナルコミュニティ倶楽部「9/18(月) 国際交流マナーかるた大会in京都」
http://www.icc-npo.com/archives/918月 国際交流マナーかるた大会-in-京都 -
【普及啓発】防災に多様な視点大切 障害者、外国人、性的マイノリティー 仙台でシンポ/宮城
宮城県仙台市のNPO法人イコールネット仙台の主催で、障害者や外国人、性的マイノリティーらの視点で災害時の支援を考えるシンポジウム「多様な視点で『防災・減災』に取り組むために-支援のカタチを考える」が17日、仙台市青葉区で開催された。市障害者福祉協会の阿部一彦会長は東日本大震災での避難所運営を振り返り「どこも障害者への配慮に欠け、生活しにくい場所だった」と指摘。「外見では分からない障害もあり、それぞれの地域でどう理解を進めるかが大事だ」と語った。仙台白百合学園高の鉢呂智子教諭は、高校生が外国人に聞き取りしながら英語の防災パンフレットを制作したことを紹介し「従来は日本人の視点で作られ、困っている人に合った内容ではなかった」と述べた。「性と人権ネットワークESTO」スタッフの内田有美さんは「社会の理解が乏しく、当事者が避難所などでカミングアウトするのは難しい。バリアフリーのトイレや個別のシャワー室など、障害者や妊婦らを含め誰もが使いやすい環境を整える必要がある」と強調した。【9月19日 河北新報より】
▼NPO法人イコールネット仙台
https://equal-net.jimdo.com/ -
【普及啓発】理科の先生が防災教育 静岡・島田四小で試行授業 “地元密着の題材”
静岡県島田市立島田第四小学校で15日、現場の先生が教える新しいスタイルの防災教育が行われた。今回の防災教育は、平成27年の鬼怒川水害を教訓に国土交通省の静岡河川事務所を中心に「減災対策協議会」が設置され、同校をモデル校として計画した。これまでは防災専門家による出前講座が主流だったが、教材作成に参画した理科の麻布裕紀教諭が同協議会と連携し、専門的なグラフやデータを使い、5年生が理解しやすいテキストを作成。地元の大井川で過去に起きた水害時の写真や島田市のハザードマップを掲載した。授業で児童たちは自宅の位置をハザードマップに書き込んだり、大雨が降って河川の水位が上昇したらどう行動すればいいのか話し合いながら、実践的な防災について考えた。同協議会は、今回使用したテキストやデータ、DVDなどの教材を他校にも活用してもらい、県内各地に「現場の先生が教える防災教育」を広めたい考えである。【9月16日 産経ニュースより】
▼静岡河川事務所 『関東・東北豪雨 鬼怒川決壊の教訓を活かす~子供たちへの防災教育 水害から命を守るために~』
http://www.cbr.mlit.go.jp/shizukawa/05_jigyou/04_press/data/h290901.pdf -
【地域防災】自治会長ゲーム 防災講座で体験 桐生/群馬
群馬県ぐんま男女共同参画センターの主催で、防災基礎講座「災害から自分と家族を守るコツ!」が16日、桐生市の市民文化会館で開かれ、参加者が「自治会長ゲーム」を体験した。ゲームはそれぞれが「自治会長」となって「地域住民」に当たる他の参加者と会話し、必要な能力を持った協力者を探す。災害時に重要となるコミュニケーションの在り方を考えてもらおうと、兵庫県立大看護学部などが開発した。参加者は大きな地震が起こった後の避難所にいるという設定で、それぞれ「自治会長サイン帳」と「お礼カード」を持って他の参加者に積極的に声を掛けた。講師の一人で、日本防災士会県支部副支部長の赤羽潤子さんはゲームにも参加。「災害後、行政の支援が届くまでは地域で助け合う必要がある。避難所は初めて会った人たちと運営しなくてはいけないため、こうしたコミュニケーションを取れるようになることは非常に大事。面白い方法だと思う」と語った。【9月18日 東京新聞より】
▼災害看護 命を守る知識と技術の情報館 自治会長ゲーム
http://www.coe-cnas.jp/gensai/index4.html