ニュース
防災関連の最新ニュースをご紹介
-
気象庁「線状降水帯による大雨の半日程度前からの呼びかけについて、令和6年のこれまでの実績をまとめた資料」公開
気象庁は、8月22日に、「線状降水帯による大雨の半日程度前からの呼びかけについて、令和6年のこれまでの実績をまとめた資料」を公開しました。
気象庁では、線状降水帯による大雨の可能性がある程度高いことが予想された場合、半日程度前から「線状降水帯」というキーワードを使ってその旨を呼びかけており、令和6年5月からは、府県単位での呼びかけを実施しています。
令和6年における線状降水帯の事例数は、8月22日時点で6件の事例がありました。 -
海洋研究開発機構「鬼界カルデラにおける大規模カルデラ噴火へ向けたマグマ蓄積過程」発表
国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)及び神戸大学は、8月22日に、「鬼界カルデラにおける大規模カルデラ噴火へ向けたマグマ蓄積過程」を発表しました。
JAMSTECは、鬼界カルデラ周辺で行った地球深部探査船「ちきゅう」による掘削により、9.5万年前のカルデラ噴火から次の7,300年前のカルデラ噴火に至るまでの時代ごとの噴出物が得られ、それを分析してカルデラ噴火に至るメカニズムを調査しました。
調査の結果、7,300年前のカルデラ噴火を引き起こした火山活動は少なくとも 4.3万年前には開始していたものの、 カルデラ噴火へ向けた本格的なマグマの蓄積とマグマだまりの成長は1.6万年前から 9,000年かけて起こっていたことが明らかとなりました。 -
磐梯山噴火記念館「2024年 夏・秋の企画展 吾妻山と御嶽山」開催
福島県北塩原村の磐梯山噴火記念館が、11月30日(土)まで、「2024年 夏・秋の企画展 吾妻山と御嶽山」を開催しています。明治26(1893)年の吾妻山では、火口近くにいた火山研究者2人が噴石に当たり死亡しました。御嶽山とは、火口近くと噴石による災害であることが共通点です。「住民のための火山防災」や「登山者や観光客のための火山防災」について知り、火山について考えを深めることができる企画展です。
-
フォッサマグナミュージアム「特別展 生きている火山と私たち」開催
新潟県糸魚川市のフォッサマグナミュージアムが、9月29日(日)まで、「特別展 生きている火山と私たち」を開催しています。昭和49(1974)年の焼山噴火から50年を迎えるにあたり、当時の被害状況を含む焼山の火山活動や、現在稼働している観測網、地域住民の暮らし(防災・地域活動・恵み)をテーマに、関わる「人」からクローズアップした特別展です。
-
産業技術総合研究所「地質標本館企画展 火山列島に生きる」開催
国立研究開発法人産業技術総合研究所地質調査総合センターが、9月3日(火)から10月27日(日)まで、地質標本館で「企画展 火山列島に生きる」を開催します。長年の地質調査の実績に基づく活火山の研究成果を展示します。
-
長野県「信州 火山防災の日 記念イベント」開催
長野県が、9月14日(土)に、小諸市市民交流センターで「信州 火山防災の日 記念イベント」を開催します。長野県では、御嶽山噴火災害の起こった9月27日を「信州火山防災の日」、その前の約1か月を「信州 火山防災月間」に定めています。イベントでは、浅間山の噴火の歴史や火山の恩恵を学び、火山防災意識の向上、火山とその周辺地域の魅力発信による地域振興等、様々な視点から火山との共生のあり方を考えます。
-
大阪府泉大津市「外国人避難インフルエンサー講座」実施
泉大津市は、9月3日に、大阪880万人訓練に合わせ、日本語学校の留学生を対象に「外国人避難インフルエンサー講座」を初開催します。
これは、言語の壁で情報が得られにくい外国人向けの情報発信を担う「避難インフルエンサー」を育てる講座で、災害情報を正しく理解し、SNSで発信できるようになるための5つのプログラムが実施されます。 -
製品評価技術基盤機構「台風による太陽電池パネルの被害に注意」発表
独立行政法人製品評価技術基盤機構は、8月15日に、「台風による太陽電池パネルの被害に注意」を発表しました。
同機構が、2020年度から2022年度の3年間に発生した台風による電気事故を分析した結果、9月に台風起因の自家用電気工作物の事故、特に太陽電池発電所の被害が集中して発生していることが明らかになりました。
発表した文書では、台風接近前の事前対策や、台風通過後の事後対応について解説しています。 -
内閣府(防災担当)「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)に伴う政府としての特別な注意の呼びかけの終了」公表
内閣府(防災担当)及び気象庁地震火山部は、8月15日に、「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)に伴う政府としての特別な注意の呼びかけの終了」を公表しました。
特別な呼びかけは終了しましたが、大規模地震の発生の可能性がなくなったわけではないことから、「日頃からの地震への備え」については、引き続き実施するよう求めています。
また、令和6年8月8日16時43分頃の日向灘の地震の概要や留意事項、南海トラフ沿いの地震活動状況等についてもお知らせしています。 -
徳島県「徳島ぼうさい選手権」開催
徳島県が、9月6日(金)まで、「徳島ぼうさい選手権」の参加者を募集しています。高校生を対象に、3名1チームで、楽しく競い合いながら防災に役立つ知識や技術を学ぶイベントです。イベントは、11月23日(土)に、東部防災館おきのすインドアパークで開催されます。
-
東京都「令和6年度食の安全都民フォーラム」開催
東京都保健医療局が、9月29日(日)に、桜美林大学新宿キャンパスセンテナリオホールで「令和6年度食の安全都民フォーラム」を開催します。「食と防災」をテーマに、避難所での注意点等の講演とあわせ、実際に避難所で起きた食の問題について、自分ならどうするかを一緒に考えます。
-
国土交通省徳島河川国道事務所「流域治水の自分事化に向けた取組計画(吉野川水系)」公表
国土交通省四国地方整備局徳島河川国道事務所は、8月8日に、「流域治水の自分事化に向けた取組計画(吉野川水系)」をとりまとめ公表しました。
取組計画では、伝え方の工夫や自分事化のための手段、主体的な取組が進むための環境整備や支援等、吉野川流域で進めている取組を、自分事化につなげるため、具体的に記載しています。また、自分事化を推進するため、取り組み計画を「知る機会を増やす」、「自分事と捉えることを促す」、「行動を誘発する」の3段階に分け、写真と共に掲載することで、よりイメージしやすい構成にしています。 -
政府広報オンライン「土砂災害から身を守る3つのポイント あなたも危険な場所にお住まいかもしれません!」公開
政府広報オンラインは、8月9日に、防災・災害対策のお役立ち記事として「土砂災害から身を守る3つのポイント あなたも危険な場所にお住まいかもしれません!」を公開しました。
記事では、土砂災害から身を守るために、最低限知っておくべき3つのポイントを紹介しているほか、土砂災害の前兆現象等も解説しています。 -
文科省地震本部「2024 年8月8日 日向灘の地震の評価」公表
地震調査研究推進本部は、8月8日に、「2024 年8月8日 日向灘の地震の評価」を公表しました。
8月8日16時43分に日向灘の深さ約30km でマグニチュード(M)7.1(暫定値)の地震が発生しました。今回の地震は、南海トラフ地震の想定震源域内の南西端で発生した地震であり、南海トラフ地震の想定震源域では、新たな大規模地震の発生可能性が平常時と比べて相対的に高まっていると考えられます。 -
文科省地震本部「2024年7月の地震活動の評価」公表
地震調査研究推進本部は、8月8日に、「2024年7月の地震活動の評価」を公表しました。
同評価によると、石川県能登地方で1月1日に発生したM7.6の地震の震源域では、地震活動が低下してきていたものの、2020年12月から活発になった地震活動は依然として継続しています。
また、これまでの地震活動及び地殻変動の状況を踏まえると、2020年12月以降の一連の地震活動は当分続くと考えられ、M7.6 の地震後の活動域及びその周辺では、今後強い揺れや津波を伴う地震発生の可能性があると指摘しています。 -
東北大学「2024年宮崎県日向灘を震源とする地震に関する特設ページ」開設
東北大学災害科学国際研究所(IRIDeS)が、8月9日に、「2024年宮崎県日向灘を震源とする地震に関する特設ページ」を開設しました。
2024年8月8日、日向灘を震源とする最大震度6弱(M7.1)の地震およびそれに伴う津波が発生しました。
IRIDeSでは、この地震・津波等に関する解析・調査を進めており、特設ページでは、随時、情報を掲載しています。 -
国土交通省関東地方整備局「流域治水シンポジウム2024」開催
国土交通省関東地方整備局が、8月26日(月)に、埼玉県越谷市中央市民会館 1階劇場とオンライン配信にて、「流域治水シンポジウム2024」を開催します。中川・綾瀬川流域では、国、県、6市1町が連携して「中川・綾瀬川緊急流域治水プロジェクト」をとりまとめ、さまざまな取組が始動しています。シンポジウムでは、流域治水プロジェクトの各種取組の紹介やパネルディスカッションを行います。
-
内閣官房国土強靱化推進室「”もしもから、いつもを守る。”防災・減災の最前線!事例セミナー」開催
内閣官房国土強靱化推進室が、9月10日(火)に、東京都港区虎ノ門の官民共創HUBとオンライン配信にて、「”もしもから、いつもを守る。”防災・減災の最前線!事例セミナー」を開催します。6つの民間企業・団体等による防災・減災の新たな取組事例事例を、ピッチ形式で紹介します。また、イベント会場では、事例発表を行う企業や団体の展示も行われます。
-
東京都公園協会「都営地下鉄・東京メトロで行く 防災公園めぐりスタンプ&クイズラリー」開催
公益財団法人東京都公園協会が、東京都交通局、東京地下鉄株式会社と連携し、8月22日(木)から9月16日(月)に、「都営地下鉄・東京メトロで行く 防災公園めぐりスタンプ&クイズラリー」を開催します。光が丘公園・代々木公園・木場公園の3か所に設置されたスタンプを集め、都営地下鉄 光が丘駅・東京メトロ 霞ケ関駅に掲出された2つのクイズに答えるイベントです。
-
文科省地震本部「日本海側の海域活断層の長期評価―兵庫県北方沖~新潟県上越地方沖―(令和6年8月版)」公表
地震調査研究推進本部は、8月5日に、「日本海側の海域活断層の長期評価―兵庫県北方沖~新潟県上越地方沖―(令和6年8月版)」を公表しました。
2024年1月1日の能登半島地震(M7.6)の発生を受け、速やかに防災対策にも利活用できるよう、兵庫県北方沖~新潟県上越地方沖の海域活断層の位置・長さ・形状・そこで発生する地震の規模等の評価について前倒しして公表されました。