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防災関連の最新ニュースをご紹介
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【歴史・教訓】災害の経験に学ぶ「仙台市職員間伝承ガイドブック」を作成しました/宮城
宮城県仙台市が1日、東日本大震災の経験や教訓を職員間で伝承していくため「仙台市職員間伝承ガイドブック」を作成し、運用を開始すると発表した。このガイドブックは災害の経験や教訓を職員間で伝承するための方向性と、伝承していくためのツールとして作成をした教材の活用方法などを示すもので、eラーニング教材と対話型ワークシート教材の2種類がある。【6月1日 仙台市より】
▼仙台市職員間伝承ガイドブック災害の経験に学ぶ-From 3.11ガイド-
https://www.city.sendai.jp/sesakukoho/gaiyo/shichoshitsu/kaiken/2021/06/01guidebook2.html -
【歴史・教訓】「6月6日(日曜日)午後3時に開館します」みやぎ東日本大震災津波伝承館/宮城
宮城県石巻市で6日、東日本大震災による宮城県内の被害の様子や震災の教訓などを伝える「みやぎ東日本大震災津波伝承館」が開館した。館内では、「かけがえのない命を守るために、未来へと記憶を届ける場」をコンセプトとした、パネルや映像による東日本大震災伝承関連の展示がされている。【5月21日 宮城県より】
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【歴史・教訓】新たな伝承活動プログラム_始動!! 防潮堤見学ツアー/岩手
岩手県釜石市のいのちをつなぐ未来館は、新たな震災伝承プログラムの一環として、鵜住居町の水門・防潮堤見学ツアーを5月27日から開始した。この日は、山形県鶴岡市の鶴岡第四中学校3年生約120名を受入れ、近くにある復興スタジアムでの語り部活動とのセットで行い、普段見ることの出来ない水門が開く様子を見学した。【5月28日 いのちをつなぐ未来館より】
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【歴史・教訓】雲仙普賢岳噴火災害から30年、そして未来へ 2021災害から30年企画展「あの時を、振り返る」/長崎
1991年6月3日に起きた長崎県島原市の雲仙普賢岳噴火災害から30年となるのを前に、雲仙岳災害記念館で6月27日まで企画展「あの時を、振り返る」が開かれている。火砕流に直面した元市職員や遺族が、写真や記録などを出展している。また、関連した伝承イベントや防災講演会も予定されている。【5月8日 雲仙岳災害記念館より】
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【歴史・教訓】企画展「伝える、寄り添う、守る――『3.11』から10年」/神奈川
ニュースパーク(日本新聞博物館)は、4月24日(土)から9月26日(日)まで、東日本大震災からの復興と防災・減災の在り方を考える企画展を開催している。岩手日報社、河北新報社、福島民報社、福島民友新聞社の4社が特別協力し、東日本大震災、東京電力福島第一原発事故の被災地の復興や課題、人々の思いを伝え続けてきた地元紙の活動を、これまでの報道、連載・企画、記者の寄稿、写真を通じて紹介している。また、熊本地震、北海道胆振東部地震など東日本大震災以降に各地で発生した災害への地元紙の対応、全国に広がる新聞社の防災・減災に向けた取り組み、全国紙の活動も取り上げている。【4月9日 日本新聞博物館より】
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【歴史・教訓】「~先人の工夫や知恵に学ぶ~四国防災八十八話」マップ/徳島
徳島大環境防災研究センターは、四国で起きた過去の災害の教訓をまとめた「四国防災八十八話マップ」を作成した。国土交通省四国地方整備局が企画を行い、愛媛大学防災情報研究センターが事例を収集し、四国防災八十八話検討委員会により編纂された冊子を基に、徳島での29話分を地図とイラストで解説した。【4月24日 徳島大学環境防災センターより】
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【歴史・教訓】震災被害の石巻に復興公園 伝承施設開館、コロナで延期/宮城
東日本大震災の津波と火災で壊滅的な被害に遭い、住民約500人が犠牲となった宮城県石巻市南浜地区で「石巻南浜津波復興祈念公園」が28日、オープンした。伝承施設も完成したが新型コロナウイルスの影響で開館は延期となった。宮城の他、震災と東京電力福島第1原発事故の被害が大きい岩手、福島両県でも国と地元自治体が1カ所ずつ祈念公園の整備を進めており、両県では伝承施設は既に完成している。伝承施設「みやぎ東日本大震災津波伝承館」では、語り部団体の活動を紹介する展示や、住民が震災直後からの復興の様子を証言する映像が見られる。周辺では震災遺構の門脇小の整備が進み、公益社団法人が運営する伝承施設「MEET門脇」も8日に開館した。【3月29日 日本経済新聞より】
▼宮城県 石巻南浜津波復興祈念公園みやぎ東日本大震災津波伝承館の展示概要等について
https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/fukusui/tennjigaiyou.html -
【歴史・教訓】「ここまで浸水」標識に 国交省、豪雨被害の記録保存 人吉/熊本
国土交通省は23日、昨年7月の豪雨で球磨川の洪水被害を受けた熊本県人吉市中心街の2カ所に、実際に浸水した高さを示した標識を設置した。目に見える形で浸水被害の記録を残し、防災意識を高めてもらいたいという地元町内会の要望を受けた。九日町(地面からの浸水の高さ4.7メートル)と、紺屋町(同2.6メートル)の2カ所。国道445号沿いの電柱に通行人の目線の高さに1枚と実際に濁流が達した浸水位に1枚の2枚をセットで取り付けた。同省八代河川国道事務所は「7月豪雨で被災した他の自治体にも呼び掛け、要望があれば設置したい」としている。【3月25日 熊本日日新聞より】
▼九州地方整備局八代河川国道事務所 令和2年7月豪雨の「洪水標識」を国、人吉市、紺屋町・九日町町内会が協働で設置します
http://www.qsr.mlit.go.jp/yatusiro/site_files/file/news/r2/210322kisya.pdf -
【歴史・教訓】明治三陸大津波 釜石の伝承碑修復「教訓忘れない」/岩手
岩手県釜石市唐丹町の本郷地区にあり東日本大震災で破損した、明治三陸大津波(1896年)の伝承碑が、今月修復された。伝承碑は同地区の旧防潮堤(高さ約11.5メートル)の南側で被災。アスファルト状の特殊な銘板の半分ほどが破損した。現在は、防潮堤北側に「100回逃げて 100回来なくても 101回目も必ず逃げて」(当時の中学生)などの碑文で知られる震災の津波記憶石と、昭和三陸地震津波(1933年)の記念碑とともに並ぶ。【3月22日 毎日新聞より】
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【歴史・教訓】普賢岳噴火、「定点」周辺の災害遺構公開 教訓語り継ぐ/長崎
死者・行方不明者43人を出した1991年6月3日の雲仙・普賢岳(長崎県)の大火砕流から今年で30年となるのを前に、報道関係者らが犠牲になった島原市の取材拠点「定点」周辺を災害遺構にする工事が完了し、22日に関係者に公開された。付近には「記憶の風化を防ぐため定点周辺を整備保存し、雲仙普賢岳の災害教訓を未来に活かすことを誓う」との文言が刻まれた石碑も設置された。避難勧告発令中に取材した報道のあり方も含め、地元の安中地区町内会連絡協議会が教訓を後世に伝えようと1月から整備を進めていた。【3月22日 毎日新聞より】
▼内閣府防砂情報のページ 災害教訓の継承に関する専門調査会報告書 平成19年3月 1990-1995 雲仙普賢岳噴火
http://www.bousai.go.jp/kyoiku/kyokun/kyoukunnokeishou/rep/1990_unzen_funka/index.html -
【歴史・教訓】震災体験、子どもたちに伝えたい 保育士ら復興の歩み紙芝居に/福島
福島県福島市の保育施設の保育士らが、東日本大震災の記憶や復興の歩みを伝える紙芝居を完成させ、11日、同市のふくしま中央認定こども園でお披露目された。子どもたちに震災当時の様子や原発事故の悲惨さ、復興までの歩みを伝えようと制作。保育士12人がストーリーの考案からイラスト制作までを手掛け、3~5歳それぞれの年齢に合わせた3種類を完成させた。同園の保育士大内喜美さんが年長の子ども20人に読み聞かせした。3種類のうち、地震発生直後から復興していく様子を伝える紙芝居「ふくしまの記憶」を読み上げると、子どもたちは静かに聞き入っていた。紙芝居は同市の公式ユーチューブでも公開されている。【3月16日 福島民友新聞より】
▼福島市 ふくしまチャンネル【1ch:復興・福島の魅力発信】
https://www.city.fukushima.fukushima.jp/kohoka-koho/shise/koho/look-fukushima/fukushima/fukkou-miryoku.html -
【歴史・教訓】災害現場の当事者の声を集めた特設サイト「ラジオの証言」開設
NHKと日本民間放送連盟ラジオ委員会が共同で実施するキャンペーン「ラジオの証言~災害を語り継ぐ~」の特設サイトがオープンした。東日本大震災の発生から10年になるのを前に、NHKと全国の民放ラジオ局が、これまで取材してきた災害現場の当事者の声を「ラジオの証言」として集約する。特設サイトには、さまざまな人たちの声が掲載されている。昨年7月の豪雨で大きな被害を受けた熊本に連日、支援物資を届けた地元出身の元サッカー日本代表・巻誠一郎さんは、時間の経過とともに変わる被災者のニーズについて話している。また 阪神 ・ 淡路大震災の際、外に出ようとした時にガラス片で足をけがしそうになった経験から「まずはベッドのそばにスリッパを置いておこう」というパーソナリティの減災の知恵も紹介。災害の種類や場所による検索機能もあり、情報を探しやすくする工夫もされている。【3月7日 47NEWSより】
▼ラジオの証言~災害を語り継ぐ~
https://radionoshogen.com -
【歴史・教訓】双葉の災害伝承館、3日から内容充実 実物展示、解説を順次追加/福島
東日本大震災から十年になるのを前に、福島県は双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館の展示内容を3日から順次、充実させる。展示物などの解説文をより詳しく、分かりやすい内容とする。大熊町の旧原子力災害対策センター(オフサイトセンター)にあった地形図などを新たに展示する。館内の展示数は現行の約170点から、3月末までに約190~200点に増える見通し。原発事故前に福島第一原発で講じられていた津波対策に対し、国会や政府の事故調査委員会がまとめた見解などを紹介する。関連死は発災から10年となる今も増え続けている実態などを説明する。県生涯学習課は「今回の追加展示で完了ではない。今後も必要に応じて工夫を重ねていく」としている。【3月3日 福島民報より】
▼東日本大震災・原子力災害伝承館
https://www.fipo.or.jp/lore/ -
【歴史・教訓】津波教訓の木碑に新たな文字刻む 岩手・大槌で建て替えワークショップ
東日本大震災で被災した岩手県大槌町の安渡地区に設置されている津波の教訓を伝える木製の碑の建て替えに合わせ、地区住民が2月28日、新しい碑に刻印する文章を考えるワークショップを町内で開いた。震災の記憶の風化を防ごうと4年ごとに碑を建て直す取り組みで、2013年に当時の大槌高生が発案した。町内会などの協力を得て「大きな地震が来たら戻らず高台へ」と刻んだ碑を、同年3月11日に地区の津波到達点に建てた。ワークショップには大槌高復興研究会の生徒9人が参加。2017年に建て替えられた碑の前で、地区に住む小国忠義さんから震災被害の状況や設置の経緯を聞いた後、地区の公民館で住民と碑の側面に刻む文言について話し合った。新しい文章は「日頃から備えておくことが笑顔につながる」「未来 帰らぬ人の想いを背負い繋いで生きていく」に決まった。碑を10日に建て替え、11日にお披露目する。【3月1日 河北新報より】
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【歴史・教訓】写真展「福島のいま」、データを無料提供
東日本大震災と東京電力福島第一原発の事故からまもなく10年。いわき市にある浜通り医療生協が、写真展「福島のいま」のデータを無料で提供している。堤防を乗り越えて押し寄せる津波、押し流され岸壁に乗り上げた重さ300トンの漁船など、「あの日」を生々しく伝える記録に加え、2020年に大熊町の帰還困難区域内で解体が始まった住宅など、被災地の10年間を記録した写真約70枚を見ることができる。これまで病院の待合室などで写真展を開いてきているが、個人にも提供可能するとのこと。【2月28日 朝日新聞より】
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【歴史・教訓】避難所の体験、朗読と映像で伝える 仙台市職員の自主勉強会がイベント開催/宮城
東日本大震災で避難所対応に当たった宮城県仙台市職員と市民の経験を朗読と映像で伝えるイベント「避難所を取り巻く人々のあの日、あの時」が23日、せんだい3.11メモリアル交流館であった。市職員の自主勉強会「Team Sendai(チーム仙台)」の主催。震災10年の節目の3月に企画する「あれから10年スペシャル」のプレイベントとして開いた。青葉区の60代町内会長の体験談では、避難者が想定の10倍の約3000人に膨れ上がり、中高校生が自主的に手伝いを申し出たことが紹介された。朗読したチーム仙台のメンバーは「今後の課題は若い人をどう防災に巻き込むかだ。子どものためなら動く親同士をうまくつなぎたい」と締めくくった。【2月24日 河北新報より】
▼Team Sendai~ 震災記録チーム
https://www.facebook.com/Team-Sendai-%E9%9C%87%E7%81%BD%E8%A8%98%E9%8C%B2%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%A0-253460525433140/ -
【歴史・教訓】大川小判決を防災に生かす 児童遺族ら仙台でシンポジウム/宮城
宮城県石巻市大川小津波訴訟の確定判決を今後の防災に生かそうと、児童遺族らの原告団は21日、仙台市青葉区でシンポジウムを開いた。基調講演をした東大大学院の米村滋人教授(民法)は、確定判決について、防災マニュアルなど事前防災の不備、学校側だけでなく市教委などを含めた組織過失を認定した「画期的な判決」と評価した。一部で、判決が教師個人に防災の専門知識を求めていると理解されていることを踏まえ「判決は個人に専門知識の習得を求めていない。市などの組織内で専門部署と連携する重要性を指摘している」と解説した。【2月22日 河北新報より】
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【歴史・教訓】福島の図書館 震度6強の2日後に開館 東日本大震災の経験生かす
福島県の相馬市図書館では、13日に震度6強を観測した地震の2日後の15日から通常どおりの開館を行っている。この図書館では、10年前の東日本大震災で、本棚が倒れるなどして復旧に時間がかかった経験から防災対策を進めてきた。図書館によると、大きな本棚どうしをつっぱり棒で支え合い、倒れないようにしたほか、小さな本棚は金具で床と固定するなどの対策をとった。さらに、本棚の最上段には滑り止めのシートをはって本が高いところから落ちないように工夫したという。こうした対策によって、今回の地震では、被害を最小限に食い止めることができたため、地震の2日後に通常どおりの開館を実現できたということである。相馬市図書館の牛安澤美智館長補佐は「10年前の東日本大震災の時は、本棚が倒れたり、本も今回より多く落ちたりしました。対策を行っていたおかげで、1日の休館ですんだので、経験を生かせたと思います」と話していた。【2月17日 NHKニュースより】
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【歴史・教訓】震度5強 宮城 白石の酒蔵 東日本大震災の経験生かし被害最小限
今月13日の地震で、震度5強を観測した宮城県白石市の酒蔵「蔵王酒造」では、10年前の東日本大震災の際に酒瓶が割れた経験を生かし、地震に強い保管のしかたに変えることで被害を最小限に食い止めることができた。具体的には、酒瓶を入れるケースを同じ方向に並べると揺れに弱くなるため、縦と横に組み合わせることで、倒れにくいようにしている。さらに、大きなラップでケース全体を包み込むことで安定感が増し、地震の揺れに強くしているということである。こうした取り組みで、今回の地震ではラップで包んでいない酒瓶が5本割れただけで、被害を最小限に食い止めることができたという。宮城県酒造組合によると、東日本大震災のあとこうした取り組みを行う酒蔵が増えていて、今回の地震での被害は10年前に比べて減っているということである。【2月16日 NHKニュースより】
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【イベント】「後悔が語り部活動の原点に」 第100回むすび塾、オンラインで開催
河北新報社など全国の地方紙、放送局でつくる「311メディアネット」は13日、第100回防災ワークショップ「むすび塾」を、各地をつなぐオンライン形式で初めて実施した。宮城県石巻市の旧大川小から20代の語り部が中継で活動を報告したほか、各地で防災活動に取り組む10~30代の11人が、東日本大震災の次世代への伝承や教訓の共有をテーマに意見を交わした。話し合いでは防災の若い担い手が一人一人、防災教育や地域の災害の語り部活動、被災地支援などを報告。小中学生ら震災を知らない世代に被害と教訓を伝える方法や、防災・減災に対する関心を高めるアイデアを出し合った。【2月15日 河北新報より】
▼特集一覧「むすび塾」/河北新報
https://www.kahoku.co.jp/special/bousai/