まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

五十嵐 豪(いがらし・ごう)

五十嵐 豪(いがらし・ごう)

AAR Japan(特定非営利活動法人難民を助ける会)
http://www.aarjapan.gr.jp
facebook: https://www.facebook.com/aarjapan
twitter: https://twitter.com/aarjapan/

生年月日:1977年9月12日
出身地:東京都
最近の防災・減災活動:
(現場での活動) 熊本地震、関東東北豪雨、台風ハイエン(フィリピン)、シリア難民支援(ギリシャ)支援 など
(講演・研修講師) 立教大学グローバル教育センター非常勤講師、 上智大学シンポジウム「緊急時における教育支援・人道支援NGOの役割とこれから」、全国災害ボランティア支援団体ネットワーク「災害時の連携を考える全国フォーラム」分科会モデレーター など

・防災に取り組み始めたきっかけは?

最初に「国際協力」に関心を抱いたのは、幼少期(1980年代)にエチオピア大飢饉の映像を見た時。その後、繰り返し起こる自然災害や難民問題などの人道危機に関わり、支援に共通する課題を感じる。「防災」を直接的に意識し始めたのは、2011年の「アフリカの角」の大干ばつに関わってから。社会的基盤が脆弱な地域においては、わずかな異常気象も深刻な人道危機の引き金になるため、平時から「防災」に取り組む必要があると実感した。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

多くの支援者・団体が活動する支援の現場において、どういったところに支援が集中し、どのような支援が不足するのか、経験的に配慮ができるようになった。熊本地震においては、支援が集中する避難所ではなく、公的な支援がほとんど届いていなかった共同作業所とつながり、そこに身を寄せる障がい者とその家族への支援につなげることができた。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

支援に関わる人が「誰のための支援であるか」を忘れないこと。「被災者のため」ではなく、人助けをしている「自己実現」のためにやっていないか、もう一度問い直してほしい。被災者のための支援であれば、より冷静に自分の役割が見えてくると思う。自分が中心ではなく、被災者を中心に、被災地、その周辺地域、日本全国、そして広くは世界までつながる意識で、支援のネットワークが形成されることが大切だと思う。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

東日本大震災以降、日本国内の災害現場においても、海外の支援でかかわりのあった団体や企業と連携し、協働できたこと。また、逆に日本国内でつながりのできた方々と、シリア難民支援を含め、多くの人道支援で協力いただいています。地域や国境、立場を超えて、「人」に対する支援で、もっと連携できるようにしていきたいです。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

「災害」と一言で言っても、その形も規模も多様です。「被災者」も一括りにしないで、「人」として個々の状況を把握し、それぞれの支援ニーズを考えなければなりません。そして、それ以上に「支援者」も多様です。こうした多様な状況と人々が有機的に結びついて、災害時に効果的かつ迅速に連携するためにも、普段から防災を意識して、TEAM防災ジャパンのような場で活発に交流できることを期待しています。

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