まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

佐々木隆之(ささき・たかゆき)

佐々木隆之(ささき・たかゆき)

公益社団法人岩手県トラック協会 専務理事

生年月日:1953年3月1日
出身地:岩手県下閉伊郡山田町豊間根

・防災に取り組み始めたきっかけは?

岩手県トラック協会に入って7年目の春に発生した“東日本大震災”でしたが、元々、協会に入る前の会社(職場)が、「指定公共機関」であったことから、県内外で災害が発生した際、特にも『平成7年の阪神淡路大震災、平成16年の新潟中越地震』では、物資を送る側で、緊急物資輸送の対応を経験していました。その際の、被災地における物資の受け入れがままならない厳しい状態を踏まえ、同じ轍を踏まないようにすべきと感じたのが、6年前の東日本大震災でありました。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

救援物資の集積基地である“岩手県産業文化センター(アピオ)”での作業において、24時間体制・3交替勤務の中で、俗に云う昼食もまちまちで取っていたし、休憩時間も取ることが出来ない位、物資の搬入・搬出に追われていました。そんな中、このままでは能率が下がるのみで、時間がかかる割りには作業の進行が遅くなっていたことを感じ、県職員をはじめ、当方の作業員を含め、全員を一斉に休憩させること・一斉に昼食を取らせることとしたことです。人は、一定の時間までは頑張れるが、その後は能率が下がるもの、緊迫した中で、気づくのに時間を要したことでした。 又、毎日の朝礼では、①頑張るな!!②急ぐな!!③走るな!!の3点を作業員の皆さんに言い含めました。アピオに来たことで頑張ろうとしているところに更に背中を押すことは無い、又、1分1秒争って急いでも良い結果は生まれない、床面に養生用のベニヤ板を敷いていたので、足を引っ掛けて転んで怪我をしても困る等からの思いでした。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

常日頃から業界全体(協会内)で、緊急連絡網の再確認(特にも、長期休暇期間中の対応を含め)を、最低でも職員及び役員間では、年に1回は確認しあうことにしております。 更に、大規模自然災害のみならず、岩手県で危機事案としているものに対する啓発活動を展開し続けることが、つながりが途絶えないこと、大震災を風化させないことになるのではないでしょうか。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

6年前の東日本大震災の際の、救援物資の集積基地である“岩手県産業文化センター(アピオ)”で苦楽を共にした「県職員・県警・警備を担当してくれた警備員・運送会社の作業員等」とは、6年を経過した現在も交流は続いています。今後も、いざと云うときには、集結するだろうメンバーがいることでしょうか。岩手方式と云われておりますが、県職員・県警等々と関係者間の総合的な結びつき・連携があったからこそで、今でも感謝しております。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

地域防災を語るとき、やはりその地域での(地域)環境への対応力があり、地理感のある多くの民間の力の結集が必須だと思います。よって、官主導での対応で進められる中でも、地道に活動している民間の活動例を数多く掲載して頂ければと思います。“餅は餅屋で”の経験を共有することが大事ではないでしょうか。

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