リレー寄稿
地域防災の担い手をご紹介
佐藤敏郎(さとうとしろう)
宮城県の女川町、東松島市の中学校教諭として国語、防災を担当。
「小さな命の意味を考える会」代表
震災で当時石巻市立大川小学校6年生の次女が犠牲に。
- 主な活動地域
- 宮城県 女川町
- 最近の防災・減災活動
-
生年月日: 1963年8月29日
出身地:石巻市(旧河北町)生まれ、宮城教育大学卒業。
最近の地域防災・減災活動:
NPOキッズナウ、NPOカタリバ、スマートサバイバープロジェクト等で活動。女川さいがいFMのパーソナリティーも務めている。
・地域防災にはまったきっかけは?
3.11を体験した者として、未来の命を守るために何かしないではいられませんでした。勤務校の生徒も自分たちにできることを自主的にやり始めました。 それまでは「学級づくり」「行事」「生徒会」といった「人間関係づくり」活動に積極的でしたが、防災とは「地球との関係づくり」だと考えるようになりました。・地域防災に関わって、改めて大切だと感じたことは?
生徒には「もしもはいつもの中にある」と話してきました。水や食糧などの備えはもちろん、習慣、信頼、そして命、災害時に必要なことは、すべてふだんから大切にすべきだったんだと気づきました。一日一日を抱きしめるように生きることです。・地域防災・減災に取り組んでみて感じる今の社会課題は?
防災だけではありませんが、もっともっと、いろんなしがらみや枠組みを越えて、力を合わせていきたいです。そのためには形式的な借り物の言葉ではなく、自分の言葉を持ち、対話をすることだと思います。・TEAM防災ジャパンの一員に推薦!という方をご紹介ください。
宮城県唐桑中学校 教頭 阿部一彦先生を推薦します。・TEAM防災ジャパンへの想い、メッセージをお願いいたします。
私たちが東日本大震災で気づかされた多くのことは、震災の前に、悲しい思いをする前に気づくべきことでした。そのことを遠くの人に、未来の人に伝えたいです。- 関連タグ
- NPO等ボランティア
- 教育関係
- 防災教育